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zoom RSS 『ジム・キャリー』は『ライアーライアー』

<<   作成日時 : 2004/10/04 21:49   >>

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『ライフ・イズ・ビューティフル』で言いましたが、
私はコメディアン最強説を唱えてます。

コメディをうまくできる人は、シリアスをやっていても説得力を出すことができます。
コメディというものは、さまざまなキャラを使い分けたり、繊細な『間』を感じ取らねばいけなかったり、大変な演技力を必要とするもので、
当然そこで見事に演じきっているコメディアンは、
必然的に「巧い」人が多いわけです。
さらに普段笑わせてる人が、
急に抑え目で真面目な感じになったら、
そのギャップでぐっと引き込まれてしまうのは、私たちの実生活でもそうだと思います。

コメディアンというのは、シリアスのスター俳優にくらべて、
どちらかというと我々一般人から見れば身近に感じられるし、
そのへんもストーリーに入り込みやすい部分があると思います。
例えばロビン・ウィリアムスとかが戸越銀座とか歩いてたら、

「おー、ロビン!!握手して!!いつも見てるよ〜!」

と声をかけることも容易でしょう。
ましてや、ロビンって戸越銀座商店街とか歩いてそうだもん。焼き鳥食ってそうだもん。
それが仮にクリストファー・ウォーケンだったりするとどうでしょう。

「ク、クリストファーさん、あの、握手して・・・ください」

となってしまいます。
そして握手できたとしても、きっとものすごい握力で手を握り返されて痛いでしょう。
あるいは握手されずに、腹を殴られることだってありえます(『ニック・オブ・タイム』より)。
なんてったって名前が「ウォー・ケン」です。
戦争の「War」と「拳」、あるいは「剣」の複合語ですから、
さわるものみな傷つけそうです。
きっと左手に持っているセカンドバッグには、おそらく拳銃とトランシーバーが隠されていることでしょう。

さてそんなコメディアンですが、ジム・キャリーという役者に関しては例外かもしれません。
マスク』でブレイクして以来、いろいろな役に挑戦していますが、
残念ながら日本ではヒット作に恵まれていません。
ジム・キャリーは、実際はすごく器用な役者であるけれども、
いざ演じると客から見るとすごい違和感が出てしまっている気がします。
あまりにも『マスク』やそれ以前のインパクトが強いのかもしれません。
トゥルーマン・ショー』は当たりましたが、
期待された『マジェスティック』などは、私としては消化不良な感じでした。
(多分に私が期待しすぎた感は否めませんが、後半の展開も疑問です。)

ジム・キャリーのベスト映画は、私は『ライアーライアー』だと思います。
『マスク』は、音楽・CG・特殊メイク・むちむちキャメロン・ディアスなどで楽しませてくれる、
大エンターテイメントの中の歯車のひとつとしてジム・キャリーが存在している感じがしますが、
(とは言うものの、それらの歯車の中で最も大きい歯車ではあると思います)、
『ライアーライアー』のジム・キャリーは、それらの鎧を脱ぎ捨て、
「人間・コメディアン・ジム・キャリー」がスクリーンの中で、
好きなように自分らしさを表現しています。
私はこの映画を見た時、

「こんな面白い人いるんだぁ」

と思い、うれしくて泣きました。
「クララが立った」、「岡野のVゴール」と並ぶ、うれし泣きです。

やっぱり器用だと思います。
でもひょっとすると器用すぎるのかもしれません。
そして自分の置き場に困ってしまっているというか。
そのあたり、『マン・オン・ザ・ムーン』という映画は、
ジム・キャリーの当時の気持ちがよく出ている映画ではないかと思えてしまいます。
コメディアンが外には見せられない悲しい部分を、
アンディ・カフマンというコメディアンを通して表現しているというか。
お笑いを志したことがある人間がこの映画を見ると、きっと共感できるしょう。

『トゥルーマン・ショー』は、私としては映画を見る前に、
テレビ宣伝や特集でおもしろいところをやりすぎてしまったので、
できればニュートラルな状態で見たかったです。
きっとなんの情報もない状況で見たら、かなり楽しめたと思います。

その後、『ふたりの男とひとりの女』、『グリンチ』、『マジェスティック』など模索は続きますが、
私が望むジム・キャリー像とは、『ライアーライアー』の時のような、

「普通な社会に入りこんできちゃった、ちょっと変だけどまっすぐな人」
です。

たとえば、『渡る世間は鬼ばかり』に乱入して、はちゃめちゃにしたりとか。
飛び交う麺。
しかめっ面のピン子。
泣き叫ぶかっちゃん。
燃え盛る幸楽…。

だけど最後は、みんな笑顔でハッピーエンド。
めでたしめでたし。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
ジム・キャリーは私も好きです(といっても「グリンチ」や「マジェスティック」は見てませんが)。「マスク」から徐々に映画慣れ(よい意味で)してきて作品をかさねるごとに彼の味が映画の中にしっかりでていて、おもしろくもありまた、紳士的な面を見せてくれて、そのコントラストがすごく好きです。個人的には「ブルース・オールマイティー」が一番好きです。
これからの活躍にも期待したいですね。
ヒトリシバイ
2004/10/06 01:53
ヒトリシバイさん、コメントありがとうございます!
「ブルース・オールマイティ」、見たい見たいと思いつつ、
なんやかんやあってまだ見れてません。
面白かったですか??今度絶対見たいと思います!
これからも彼には、どんどん映画をはちゃめちゃにしてほしいです!!
uchi-a
2004/10/06 08:37
私もジム・キャリーは大好きです。
ジムの映画は最近のを除いてほとんど見ました。
私個人的として『エース・ベンチュラ』が大好きです。あの作品はストーリーうんぬん関係なく、ジムの天才的なコメディアン魂を感じました。あの映画を見てジムにはまってしまいました。痛快で爽快でどのシーンを見ても笑えました!!
『ライアー・ライアー』は現代的で、凄くストーリーも分かりやすく、リアルに面白い。面白いだけでなく、最後は感動する。あんなパパになれたら最高だと思いました。
日本の役者では、コメディを描こうとすると、お笑い芸人が演じることが多いのですが、映画俳優としてコメディを演じている人は、いない気がします。
なぜいないのでしょうか?
役者志望
2006/04/06 07:15
役者志望さん、コメントありがとうございます!
『エース・ベンチュラ』!いいですよね☆
確かにジム・キャリーを味わうには、
『エース・・・』の方がいいですね。
『ライアー・ライアー』はかなりバランスのとれた映画ですし。
まぁ、弁護士・ジム・キャリーはそれでも変わらずすごいんですが(笑)
uchi-a
2006/04/07 12:13
ということで、コメディに関してですが、
確かにその通りですねぇ。

コメディって、これは僕の持論ですけど、
シリアスなんかに比べて、
たぶんむちゃくちゃむずかしいものなんだと思います。単純に。
シリアスとか恋愛とか、そういうのは、
ある程度ストーリーに乗っかっていける部分があるけど、
コメディとなると、ストーリーだけでなく、
個人のお笑いのセンス(間とか表情とかトーンとか)が、
相当な割合でかかわってくるんだと思うんです。
台本があって、「やれ!」って言われても、
なかなかうまくできないものだと思うんです。センスがないと。
uchi-a
2006/04/07 12:14
日本にも、そんなむずかしいコメディができる人は、
たぶんいるはずなんですけど、
日本の場合、テレビの世界での『お笑い』という文化が、
最近は社会全体で完全に定着しきっている感じがあるので、
みんなそっちにいっちゃうんじゃないですかねぇ。
もしかすると俳優ではなく、芸人の中の方が、
そういうコメディ映画をつくれる素質をもった人が、
うようよいるのかもしれません。
ただ、なかなかそれを抽出できない感じなんでしょう。
(「時間」的にも、コント5分と映画2時間と比べたら、
コメディの場合、2時間って結構長いし、リスキーですし。)

あんまり見たことないですけど、
昔だと森繁久彌とか、植木等とかいましたね。
uchi-a
2006/04/07 12:15

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