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zoom RSS 『エド・ウッド』

<<   作成日時 : 2004/11/16 22:43   >>

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『エド・ウッド』について
今回はジョニー・デップ&ティム・バートンの怪作、『エド・ウッド』について取り上げたいと思います。このコンビでは、『シザーハンズ』『スリーピー・ホロウ』といった、ティム・バートン得意のファンタジー(一概にファンタジーとは言えないですが)が多いですが、この『エド・ウッド』は、主役のジョニー・デップが実在した映画監督役という、他の作品とは違った切り口となっています。

とはいえ、そこはティム・バートン師匠。
一筋縄ではいきません。
ジョニー・デップ演じる、
史上最低の映画監督・エド・ウッドは、
女装癖があったり無茶な映画ばかり作るが、
映画に対する情熱は人一倍。
ドラキュラを演じた往年の名優・ベラ・ルゴシ(しかしもはや斜陽もいいところ)と偶然知り合い、
エド・ウッドはおおはしゃぎで彼を自分の映画に出し、映画制作に乗り出します。

エドのやる気まんまんの姿。
ベラ・ルゴシに会った時のあの少年のような喜び方。
そしてベラ・ルゴシの名を出して売り込んでいる時の勝ち誇ったような顔。
「あのベラ・ルゴシだ!参ったか!」
みたいな。
「どうだ、ブラックゼウスのキラだ!いいだろ〜!」
とまったく同レベルの顔です。
見ている側としては、エド・ウッドという人間を愛さずにいられなくなります。
実際どんな人物であったかはともかくとして。

ジョニー・デップという俳優の凄さも感じます。
当時のジョニー・デップと同年代の今の役者に、到底この芝居は無理でしょう。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』のヒットで、最近やたら、

「ジョニー・デップかっこいい!」

との声を耳にしますが、
もし『パイレーツ…』や『スリーピー・ホロウ』くらいしか見てない方がいたら、
『エド・ウッド』を是非見てもらいたいですね。ひっくり返ります。
またマーティン・ランドーのベラ・ルゴシはアカデミーに輝いたほどの名演です。
(とはいうものの、実物のベラ・ルゴシは不勉強な次第で見たことないので、
そのへんは申し訳ないです。)
そして出ました、ここにもパトリシア・アークェット!
彼女の仕事の選び方が非常に気になります。

「心から映画を愛している映画人が作った映画」という感じがします。
先日紹介した『カイロの紫のバラ』とは、また一味違う映画賛歌。
『カイロの紫のバラ』は映画そのものへのウッディ・アレンの愛情が感じられますが、
『エド・ウッド』は映画を作る人々への愛情を特に感じます。
さまざまな大作が作られてきたこれまでの映画界ですが、
その中には惜しくも日の目を見なかった映画や、映画人が星の数ほどいます。
ティム・バートンはあえてそこにスポットを当て、
自分は現在運良く今映画を作ることができているが、
一歩間違えればこうだったんだ、と言わんとしているように見えます。
それは役者であるジョニー・デップとて同じ気持ちだったでしょう。

ジム・キャリー主演の映画に『マン・オン・ザ・ムーン』という作品があります。
アンディ・カフマンという伝説(?)のコメディアンの役をジム・キャリーが演じてますが、
基本的にスタンスは一緒じゃないでしょうか。
『マン・オン・ザ・ムーン』はジム・キャリーによる、言わば、

「コメディアン賛歌」

と言っていいかもしれません。
『エド・ウッド』とこの『マン・オン・ザ・ムーン』に共通するのは、
ジョニー・デップもジム・キャリーも、モデルのエド・ウッドやアンディ・カフマンに対して、
最大級の尊敬の念を持って演じているのがありありと見えるところです。
特に彼らの「信念」というか「情熱」というか、そんなものに対しての敬愛。
そしてその役柄に自分の役者としてのポリシーを投影しているような。
だからひょっとすると、これらの映画の中での彼らは彼らそのものなのかも知れません。

ちなみに『マン・オン・ザ・ムーン』のDVDには、
本物のアンディ・カフマンの映像が特典で入っているのですが、びっくりでした。
アンディ・カフマンは、映画の中のジム・キャリーそのものでした。

余談ですが、ある雑誌でジョニー・デップが、

「実は私はひそかにジム・キャリーを尊敬していたんだ」

と語っているのをこないだ丸善・丸の内店で立ち読みしました。


すんごーーーーーくうれしかった。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
最大級の尊敬、そうなんですよねー、うんうん。
愛情たっぷりの映画を見てると「映画好きで良かった〜」と思いますね。
uchi-aさんのレビューも愛情たっぷりで、読んでて顔がゆるんじゃいました。
「マン・オン・ザ・ムーン」見たことないので、今度レンタルしてこよう。
yuko_web
2004/11/16 23:14
yuko_webさん、さっそくのお返事ありがとうございます!!
作り手の愛情を感じる映画を見ると、見てる方も楽しくなってきますよね!
私もジョニデ大好きなので、愛情たっぷりに書いてみました。
「マン・オン・ザ・ムーン」は正直好き嫌いが別れる映画ですが、
同じくジム・キャリーの愛情が感じられますよ!
uchi-a
2004/11/16 23:37

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