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zoom RSS 重厚・『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』。

<<   作成日時 : 2005/02/04 22:22   >>

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こないだ『王様のブランチ』(略して様ンチ)で、
ケビン・スペイシーの新作・『ビヨンド the シー』の試写会の募集をしていました。
「出さなきゃ出さなきゃ」と思っているうちに、
さっき調べたらすでに応募締め切っている模様。
ショックでした。

心臓をいため、15歳までしか生きられないとつげられた少年・ボビー。
「25歳までに伝説になる」と決め、
フランク・シナトラをめざし、ショー・ビズ界を駆け抜けたボビー・ダーリンの物語。
構想10年、自ら主演・脚本・製作・監督という、
ケビン・スペイシーが人生を賭けたと言ってもいい作品。
しかも劇中の曲はすべて彼が歌っていて、
それにあたり4年間トレーニング&レコーディングを繰り返したとか。

私はこのブログを立ち上げた初期にも書きましたが、
ケビン・スペイシーが大好きです。
ジョニー・デップとはまた違う好きっぷりです。
ジョニデは役者でありながら、アイドルとかアーティスト的な感じも漂っていますが、
ケビン・スペイシーはいかにも役者・映画人といった感じで、
おそらく実際にあったらその存在感に圧倒され、
私は目が合った途端、凍りついてしまうでしょう。
たぶん、ブルー将軍に見つめられたように動けなくなってしまいます。
ちなみにブルー将軍はネズミが嫌いです。最後桃白白に舌で殺されました。

これは見なきゃいけませんね!
こういうショーっぽい映画に出るケビン・スペイシーはめずらしいし。
それになんて言ったって、ケビン・スペイシーの出る映画は面白い!
たまにそうでない時もありますが、だいたい面白いです。
そして面白い時は狂ったように面白いです。
サスペンス映画なのに、最後笑ってしまうくらい面白いことがあります。
今場所の千秋楽で千代大海が朝青龍に負けた瞬間、
朝青龍のあまりの強さに笑っていましたが、あれと同じです。

今日はこの新作、『ビヨンド the シー』公開記念ということで、
彼の傑作である、『ユージュアル・サスペクツ』について語ろう・・・、
・・・とも思いましたが、
おそらく『ユージュアル・サスペクツ』は、
過去に映画ファンや、ケビン・スペイシーファンや、
セパタクローファンの間で散々語られてきていると思うので、
今回はあえて『ユージュアル・サスペクツ』ではなく、
こちらの映画をご紹介しましょう。

『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』

この映画は試写会で見ました。
当時あまり話題となっていなかったこともあったのか、あっさりと当たりました。
でもケヴィン・スペイシー好きの私としては、前から是非見たかった作品。
それはそれは期待していました。

アメリカ・テキサス州。大学の人気教授・デビッド・ゲイル(ケビン・スペイシー)は、
家族を愛し、死刑制度に反対する活動を行っていた。
そんな彼が、団体の女性メンバーをレイプし殺害したとして死刑宣告を受ける。
するとデビッドは、死刑執行3日前に女性記者・ビッツィーを呼ぶと、
多額の報酬と引き換えに独占インタビューに応じる。
インタビューが進むたび、ビッツィーはデビッドの冤罪を確信し始めるが・・・。


死刑という非常に微妙なテーマを扱った作品で、
やはり、というか想像以上に重たい空気が立ち込めていますが、
その分のめりこんで見てしまいます。
そして、本当に面白い。

後半のどんでん返しに次ぐどんでん返しに、
見ているこちらはずっと揺さぶられっぱなしになります。

「日本もこれだけサイドから揺さぶれば、ワールドカップ出れるぞ!!」

って言うくらい揺さぶってきます。
サスペンス映画ですからあまり詳しくストーリーは言えませんが、
ケビン・スペイシー自ら、「この役をやりたい」と言ってやった役だけあってすごいです。

果たしてデビッドは冤罪なのか、それとも・・・。
この結末は文字通り、最後の最後までわかりません。
かなり余韻を持たせたラストで、これも我々にズシンと訴えかけてくるものがあります。

『死刑制度』の是非に関しては、
これは非常に繊細な問題で、
それを『サスペンス映画』の要素というか、テーマとして扱うのはどんなものか、
などという意見の方もいるでしょうが、
それを問われたら私も閉口せざるを得ません。
しかし、そんな微妙な問題は映画ひとつで判断すべきではないし、
映画は映画として割り切ることが必要だと思います。
これは私の一方的な考え方けど。
もちろんあまりにも過度な表現とか、
あと逆に、無意識のうちに人の意識を操作するような映画(ナショナリズム高揚とか)は問題ですが。
この映画に関しては、私はあくまで、
「死刑の是非」よりも「サスペンス要素」が勝っている映画だと思います。

役者の方に目をやると、ケビン・スペイシーの他に、
インタビューする記者役にケイト・ウィンスレット
日本には『タイタニック』の彼女しか見てないという人も結構多いでしょうが、
ぜひ彼女の他の作品も見て欲しいです。
『ネバーランド』やってますが、もうすぐ『エターナル・サンシャイン』も公開されますし、
あとちょっと前のところでは『アイリス』とかもいいです。
情熱的な役も出来るし、気丈な母の役もできる。
そして繊細な女性の役もできてしまう、素敵な女優さんです。

さらに、『ラブ・アクチュアリー』で、「1秒待って!」のセリフでおなじみのローラ・リニー
『ラブ・アクチュアリー』ではとってもキュートな彼女ですが、
この映画では一転、シリアスな演技。
今思うとかなり豪華なメンバーですが、
公開当時は上映劇場も抑え目で、期間も短め。
やはり「死刑」という題材が嫌われたんでしょうか。
あとこの映画の中で、「この人、ショーン・ペン!?」と私が一瞬見間違えてしまった人がいます。
でも似てると思ったのは、私だけでかも。

とにもかくにも、見ごたえのある映画。
見終わった後、一緒に見た人に一言、

「すごい映画見ちゃったね」

って苦笑いしながら言ってしまいました。
一緒に見た人もズシッと来た様子でした。
あの重量感は、去年『誰も知らない』を見終わった直後の感覚に近い感覚でした。
ただあっちは実話ですからもっとすごいですが・・・。

『ビヨンド the シー』、はやく見たいです。

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『ビヨンド the シー 夢見るように歌えば』
「重厚・『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』。」について さて昨日は、ようやく、 『ビヨンド the シー』 を見に行きました。 構想10年という、ケビン・スペイシー渾身の作品。 ケビン・スペイシー好きの私からしたら、 公開前から「これは行かなくてはぁ」って感じでいたのですが、 なんだか他に見たい映画も多かったし、 おまけに『エターナル・サンシャイン』に感動し、 『ベルヴィル・ランデブー』で幸せな気分になったりして、 その余韻に浸っている毎日だったので、 他の映画を見る... ...続きを見る
uchi-aぶろぐ@WebryBlog
2005/04/05 23:59
ライフ・オブ・デビッド・ゲイル〜手直しレビュー
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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
ケビン・スペイシーの新作、楽しみですね〜。
最近この手の「なりきり映画」ががんばってます。「Ray」なんかもそうですし、ディカプリオも実在の人物になってますし(^^ゞ
その中で、やはり演技派ケビンの作品には期待も大!
彼の作品&演技はマジ良いですし、ケビンと言えば、昔はコスナーだとかベーコンだったのが、今では結構「スペイシー」という人も多いのではと思います。
変な役柄も確かに多かったですけど(笑)それも彼の役者魂のなせる技かもしれません(^_-)-☆
みーちゃん
2005/02/05 10:30
みーちゃん、こんばんわ!
ケビン・スペイシー、日本での認知度はどうなんでしょうねぇ。
映画ファンは結構好きな人多いですけどね。
サスペンスものが多かっただけに、
今回のエンターテイメントな感じなのはかなり興味あります!
そして本人の熱意も今まで一番感じられるし!
uchi-a
2005/02/05 22:42
K・スペイシーって「アメリカン・ビューティ」で一躍知名度があがったんじゃ?
それ以前の作品では「L.A.コンフィデンシャル」や「交渉人」も良かったし・・・「ペイ・フォワード」では子役のハーレイ君が目立ってたけど、それでも実力発揮という感じでしたよね。

みーちゃん
2005/02/05 22:55
それがですね・・・、
私の周り、全然彼のこと知らないんですよ!
たぶん、「顔は見たことあるけど…」みたいな感じの人が多いと思います。
好きな人はとっても好きなんですけどね。
『アメリカン・ビューティー』、最初見た時は「なんだこりゃ」でしたけど、
二回目ふらっとテレビで見た時、「なるほど〜」って感じでした。
uchi-a
2005/02/05 23:00
今日やっとこさ「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」見ました。
どきどきしながら見て、ふぅ〜〜〜っ、って最後にため息が・・・(^^ゞ
やっぱりスゴイ役者さんですわ<K・スペイシー

死刑やら尊厳死やら・・・なんだか「死」について考える1日でした(笑)
ちなみに今日のその他の鑑賞作は「海を飛ぶ夢」「電話で抱きしめて」でした。(疲れた〜^^;)
みーちゃん
2005/04/16 22:50
お、みーちゃんさん!どうでしたか!?
私は観終わったあとかなり疲れてしまいまして、
しばらく席を立てませんでした…。すさまじかったです。
三本も観るなんてすごいです!
しかもこの映画も含めてだなんて(笑)
uchi-a
2005/04/16 23:44
この映画が最後だったんですよ(笑)
最後にトドメ〜〜!って感じで参りました(^^ゞ

ラストは「え〜〜?」「うそ〜〜?!」「なんでぇ〜!?」と自問しました。しばらくして、も一回見てもいいかな、って思ってます。
みーちゃん
2005/04/17 09:33
最後ですか…、結果的にものすごい構成ですね!
「最後、あの時のあのところであの人が…」
うう、言いたいけど言えない(笑)
でもでももう一回見るのは、私としてはちとヘビーかもしれません。
テーマ的にも大きなテーマですしねぇ。
uchi-a
2005/04/17 21:58
はじめまして。
先日「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」を見ました。
ローラ・リニーとケヴィン・スペイシーにやられたって感じでした。
面白かったですが、内容が重かったせいかまだ頭の中に余韻が残っています。
ケヴィン・スペイシーお好きなんですね。
彼の出る映画はハズレがなくていいですよね。
http://blog.goo.ne.jp/dimensionkk
dim
2006/02/20 18:19
dimさん、はじめまして!
重いですよねぇ。早足で歩けなくなります。
たとえ青信号が点滅していたとしても。
好きですよ〜。素晴らしい俳優です。
常になにか起こりますよねぇ(笑)
uchi-a
2006/02/20 19:30

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