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zoom RSS 『ハンナとその姉妹』

<<   作成日時 : 2005/03/04 23:31   >>

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先日の200回目の更新の時に、
もっともアクセスの少ない、最下位の記事として、
『スコルピオンの恋まじない』
を紹介しましたが、
その直後、その効果なのか、
トラックバックがつきました!
衝撃的な出来事でした。
もはや『スコルピオン』の記事に対して、
出来の悪い息子のような人格さえ感じていた、
生みの親である私としては、
「ついに、ついにあの子が!!あの子がやったわ!!
ねぇデビッド!あの出来の悪いスコルピオンが!!
見てデビッド!デビッド!!」
って気分でした。(デビッドはダンナです)

ということで今回は調子に乗って、
またウッディ・アレン映画をご紹介してみたいと思います。

『ハンナとその姉妹』


この映画、ちょっと前にDVDで見ました。
ウッディ・アレン映画の粋を集めたような、
グダグダな大人たちのグダグダっぷりを見事に描いた映画です。

三姉妹の長女・ハンナ(ミア・ファロー)。
女優である彼女は仕事も順調、夫のエリオット(マイケル・ケイン)と幸せに暮らしていた。
次女のホリー(ダイアン・ウィースト)も女優だがうまくいかず、ハンナにたびたび金を借りに来る。
三女のリーは、年上の画家・フレデリックと同棲している。
しかし、気難しいフレデリックとの生活にうんざりしていた。
ある日、ハンナの家でパーティーが開かれる。
そこでエリオットは、三女のリーの若さに惹かれ、2人は接近。
2人は、ハンナに隠れて密会する関係になっていく。
長女と三女の間で、のらりくらりと揺れるエリオット。
一方、ハンナにはミッキー(ウッディ・アレン)という、前夫であり友人がいた。
テレビのプロデューサーであるミッキーは、
自分が病気ではないかと過剰に疑ってしまう男だった・・・。
ハンナの運命は?リーとエリオットの関係は?
ホリーの仕事の行方は?そしてミッキーの病気は!?


とにかくスクリーンいっぱいにグダグダ感が漂っています。
ウッディ・アレンの映画を解説する時に私はいつも、

「肌に合う人はいいけど、ダメな人にはまったく理解できない」

と、最初に注意書きを記して解説しますが、
この映画もそんな感じと言えるでしょう。
とにかくグダグダっとしています。
そのグダグダ感を象徴する、3人の人物についてご紹介。

グダグダ・その1 エリオット
ハンナとの生活は幸せ。
しかし、リーという日常生活には存在しない若い女性に会い、
恋におち、そして奥さんそっちのけで猛アタックします。
この当時でさえ、結構なおじさんになっていたマイケル・ケインですが、
リーと接近するために、街をはぁはぁ言いながら走って先回りして、
リーと偶然出会ったように装ったり、
本屋でリーに本を買ってあげたりと(しかも恋本)、
行動が高校生並です。
男というもののアホさ加減を良く表してます。
見る人から見れば、とっても腹の立つマイケル・ケインですが、
これがかわいく見えたりしたら、あなたは立派なお姉さまです。


グダグダ・その2 ホリー
ハンナの妹、次女ホリーは、女優として泣かず飛ばず。
おまけに恋もうまく行きません。
しかしながら、ひょんなことからホリーにチャンスがめぐってきます。
でもそのチャンスも、「なんだかなぁ」って感じのチャンスでグダグダしてます。


グダグダ・その3 ミッキー
多忙なプロデューサーである彼は、『病気恐怖症』。病気を怖がる病気。
ある日病院で検査を言い渡されただけで、彼の頭の中はどん底。
そして検査の結果がわかると、一転スキップ。
「単純で考えすぎ」という、友達にするととっても厄介なタイプ(私もこのタイプに近いらしい)。
結局最終的には、「それを言っちゃあ・・・」みたいな難題にぶち当たります。
ある意味哲学的で、ある意味グダグダです。


この3人の他、たくさんのキャラクターが登場する恋愛中心?のコメディ。
リーの同棲相手・フレデリックも困った人物です。
いろんな人が出てきて恋愛という点では、『ラブ・アクチュアリー』に近いですが、

全然違います。

あんな豪華じゃないですし、
ヒーローとか悲劇のヒロインとかも登場しません。
だから爆発的なドラマはありませんが、
でもそんなこと言っていると、
「人生なんてそんなもんだよ」
みたいなウッディ・アレンの声が聞こえてきそうです。
「人生いろいろだけど、いくら悩んで考えてみても、
最終的に人生で大事なものって、何個かあってさ・・・」

という感じ。

この映画の中で、人生に絶望したミッキーが、
マルクス兄弟の映画を見るシーンがあるのですが、
そういう意味ではあのシーンは、
この映画の象徴的なシーンだなぁと思います。

ウッディ・アレン流の人生哲学が凝縮したような映画と言えるかも。
彼の映画らしく、グダグダでドタバタした感じも存分に味わえます。
そんな映画にもかかわらず、
ウッディ・アレンが主役として全面に出ていないところが、また彼らしいとこでもあります。

*ちなみにこの映画で、マイケル・ケインはアカデミー助演男優賞、
ダイアン・ウィーストは助演女優賞、
そしてウッディ・アレンは脚本賞を受賞しています。

「ばったり!」のフリ。

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