![]() 昨日今日はお休みでして、 最近としてはとてもいいオーバーホールになりました。 昨日はまず、久々に飯田橋のギンレイホールに行ってみました。 今やっているのは、『みんな誰かの愛しい人』と、 『巴里の恋愛協奏曲(コンチェルト)』。 どちらも結構見たかったのですが、 時間的にちょうど良かったので、 『みんな誰かの愛しい人』を見ました。 休日をギンレイホールで映画を見て過ごす・・・。 ああ、なんて素敵なんでしょう。 なんかおしゃれさんです。セレブです。 『みんな誰かの愛しい人』 ![]() 主人公・ロリータは、ちょっと太めな女の子。 父・エチエンヌは有名な作家で、自らの作品が映画化されるほど。 エチエンヌは若く細身の美女を新しい妻にするが、 ロリータはその新しい妻と関係はぎくしゃく。 エチエンヌも仕事に追われ、ロリータをほったらかし。 自分に近づいてくる人も、すべて父の名前で近づいてくるように思えて、 ロリータは悩み、不安定になるのだった。 一方、音楽教師を務めるシルヴィアは、 今まで作家として芽が出なかった夫が軌道に乗り始めて喜ぶ。 そして自分の教え子のロリータが自分の好きな作家の娘であることを知り、 彼女への視線がかわってくる。 出てくる人物が本当に親近感が持て、 ストーリーも「日常の中の日常」というか、 大きな出来事などは決してないのですが、 なんとなく共感してしまうストーリー。 おそらく多くの女性が、 この「ロリータ」という女性に共感するでしょう。 いろんなコンプレックスを抱えて生きるロリータ。 わかっているのに、素直になれない。 でも「素直になれない」ことが、今の「正直な自分の気持ち」と言いますか、 とても複雑な感情が、ちょっと暗めの画面からにじみ出てきます。 私の場合、もちろんロリータの気持ちもわかりましたが、 なんとなく父・エチエンヌの感情の方が気になってしまいました。 別に共感したわけではないですが、 仕事と家族・プライベートが重なって、 境目がなくなっていく感じはすごく理解できました。 「作家」という職業は、いろんな意味ですごく興味のある職業なので、 (と言っても「自分がなりたい」とかは別) 「人気作家になると、実際こうなってしまうのかなぁ」 と思ってみたりして、むしろロリータではなくこちらの方に目が行ってしまいました。 ロリータの恋人・セバスチアンは実にまっすぐで、 一見好感の持てる青年です。 でもよくよく考えると、家賃をためこんでいたりしていて、 決して完璧でなく、美化もされてなくて、 本当に「普通の青年」として表現されています。 出てくるキャラクターはみなこんな感じで、 主人公のロリータだって、 「なにグダグダ文句言ってんだよ!」 って気分になってしまうぐらいイライラしてしまう人物に見えるでしょうし、 シルヴィアもそれまでロリータに冷たかったのに、 父親が実は好きな作家だと知った途端、急に見る目が変わったりと、 みんなある意味「人間らしい表と裏」を見せてくれています。 こうなってくると、『みんな誰かの愛しい人』というタイトルの示す意味も、 若干感じ方が変わってきます。 最初このタイトルを聞いた時は、 「みんな誰かに愛されている」という「がんばれ」的な映画なのかなと思いましたが、 この映画を見終わった後は、 『みんな誰しもが完璧じゃないのは当たり前で、 みんなそんな感じで生きてるから、 それを許してあげれば、「みんな愛しく思えるはず」』って意味なのかなって思ってきたのです。 これはまったく個人的で一方的な解釈ですが、 つい見終わった後、こんな風に深読みしてしまいました。 映画の題材としてこんなことをテーマにするのは、 「映画で夢を見たい人」にとっては否定的かもしれませんが、 私は基本的に好きです。 同じようなコンプレックスを持っていたりする人は、 すごく楽になれる映画だと思います。 ちなみにギンレイでは8日いっぱいで終了。 興味のある方は、DVD待ちでしょうか。 さて映画を見た後は、近くにある小石川後楽園に行ってまいりました。 昨日はポカポカ陽気でお散歩にはベスト。 満開の桜を見ながらだらっとしました。 ああ、なんて素敵なんでしょう。セレブです。 でも後楽園の向こうには、白い巨大な物体(東京ドーム)が見えたり、 でっかいビルが立っていたり、 定期的に悲鳴が聞こえたり(ラクーアのコースター)、 結構不思議な環境でした。 なんとなく、『ロスト・イン・トランスレーション』な気分になってしまいました。 といった感じの木曜日。 ちなみに帰り道に寄った後楽園の大井競馬の場外馬券売り場で、 新聞も買わずに、パドックだけ見てふらっと馬券買ってみたら、 なんと3連複的中!! でも、+600円だけどね・・・。 ああ、なんて素敵なんでしょう。セレブです。 |
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みんな誰かの愛しい人
2004年 フランス 2004年10月公開 原題:Comme une imag ...続きを見る |
銀の森のゴブリン 2006/06/17 00:38 |
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