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zoom RSS 『真珠の耳飾りの少女』

<<   作成日時 : 2005/05/16 16:30   >>

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当初このブログ、『映画ブログ』と言っておきながら、
最近は映画の話をとんとしていなかったので、
このたび久々にDVDをば借りてまいりました。
2本借りてまいりました。
今回はその1本をご紹介。

『真珠の耳飾りの少女』


ちょっと前私は、このブログでもご紹介した、
『ロスト・イン・トランスレーション』や、
『アメリカン・ラプソディ』などの影響で、
スカーレット・ヨハンソンブームが訪れていました。
一時は携帯の待ち受け画面もスカーレット・ヨハンソンだったほど。
(でも今は『チャーリーとチョコレート工場』のジョニー・デップになってます。)

この2作品をご紹介した時、
コメント欄で「『真珠の耳飾りの少女』もいいですよ」という意見をいくつかいただいたので、
いつか見ようと思っていたのですが、
最近とんとTSUTAYAに行ってなかったので、
見るタイミングがありませんでした。
でもここにきてちょっと落ち着いてきたので、このたび借りてきたというわけです。
ちなみに過去に、

そのTSUTAYAで、二度傘を盗まれました。

映画館でやっていた当時から興味のあった作品だったので、
とても楽しみにしてましたが、
見ているとやはり想像通り、
全体を通してアーティスティックな仕上がりとなっていました。

17世紀・オランダ。少女グリート(スカーレット・ヨハンソン)は家計を支えるため、
画家・フェルメールの家に使用人となる。
フェルメールはグリートと出会うと、彼女に優れた色彩感覚を感じ、
グリートに絵の具の調合などを頼むようになるが、
その行動は家のもの誤解や嫉妬を生むことになる。
そんな時、パトロンであるライフェンは、
フェルメールに集団肖像画を依頼する。


映画全体が「絵画」のような印象。
そのゆえ「映画」としてのメリハリというか、
メッセージ性というかインパクトというか、
そういうものには乏しいと思います。
でも私はこういう映画好きです。

グリートは一生懸命に仕事をこなしていて、
フェルメールは彼女の絵画に関するセンスを見出すわけですが、
その中での二人の心理、お互いをどう思っているのかという点が、
すごく不明瞭で、わかりにくいです。
でも私はこの不明瞭さがとても絵画的で、
自然な感じがして好感を持ちました。

逆にこの二人の間に恋愛感情を抱かせるような脚色も可能だったでしょうが、
そのへんをぼやかせたのはとてもハイセンスであると思います。
実際そんなものでしょう。
気持ちなんてこんなものです。

グリートを演じたスカーレット・ヨハンソン。
公開当時も思っていましたが、
本当にあのフェルメールの絵とだぶって見えてしまうほどに、
その姿はあの絵の中の少女そのものでした。
歴史上の人物ですし、絵のモデルのことですから、
実際はどんな少女だったかなどはほとんどわからないはずですが、
少なくともあの絵1枚から想像する、あのモデルの少女の性格や行動などを、
見事にこの映画は、そしてこの女優は表現している感じがします。
(絵画のおもしろさはここじゃないかと思います。
最大の問題は見る側の想像力な気がします。)
だから絵画的に見れないと、
逆に言うなら、「シネマ」としてこういう映画を見てしまうと、
多少物足りなくなってしまうと思います。



スカーレット・ヨハンソンは本当に神秘的な美しさを持った女優さんです。
それでいて青臭いところも持っていてとても魅力的。
この女優さんが『ロスト・イン・トランスレーション』で、
日本に来日しては新宿・渋谷の公衆のど真ん中で撮影し、
時にはカラ館に行っていたりしてたなんて、とても不思議な感じです。
できれば友達になりたいです。
そしたらメアド聞いて、毎日メールしたいです。

「おはよう〜」

とか。

「おやすみ〜」

とか。

病気ですね、私は。


さて、フェルメールの妻がグリートとフェルメールの関係に嫉妬したり、
グリートにはボーイフレンドっぽい人もいたりしますが、
このへんはあくまでサイドストーリーであり、
主題はあくまで、

フェルメールという画家に仕えるグリートという純粋な少女と、一枚の名画。

「ある一枚の絵ができるまでの映画」という心構えで見るべき映画でしょう。

美しい映像と言われますが、
絢爛豪華な美しさはなく、
むしろフェルメール家は経済的に逼迫していて、
あまり「色」とか「光」とかは、常に前面に出てきません。
しかし、それらは時折差し込んできます。
そしてその「色」や「光」をキャッチするたびに、
この映画独特の美しさを感じ取ることができます。
「影」があってはじめて、「光」を感じ取ることができる、ということがわかる作品です。

なんてちょっとアートな文を書いてみましたが、
総合してみてみると、
やっぱりスカーレット・ヨハンソンの映画です。
フェルメール役のコリン・ファースが完全にかすんでしまうほど、
彼女の存在感は大きかったです。
今後が本当に楽しみ。

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