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zoom RSS 『大人は判ってくれない』

<<   作成日時 : 2005/08/20 21:39   >>

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最近のマイブームであるヌーベルバーグ
いわゆる『新しい波』ですね。
ヌーベルバーグ・・・、ドラクエの街とかで出てきそうです。
「*  ここからきたへいくと、
  みずうみのまち ヌーベルバーグがあるわ。」

ルーラで行けそうです。
そんな『ヌーベルバーグ』。

今回もそのヌーベルバーグ期の一本、
フランソワ・トリュフォー監督の代表作・
『大人は判ってくれない』を見てみました。



12歳の少年・アントワーヌ。
両親や先生からの愛を感じることなく暮らす彼は、
少しずつ社会に反抗してゆく。
監督自身の自伝的な、
少年時代の坦々と葛藤を描いた作品。


『大人は判ってくれない』。まさにそのままの内容です。
なんのひねりもないです。
どれくらいひねりがないかと言うと、
例えば『男はつらいよ』のタイトルを、

『渥美清が、でかけてふらふらして、たまに帰ってきてまたでかける日記』

みたいなタイトルにするようなもんです。
それくらいのひねりのなさです。

子供の視点で実にストレートに描かれた映画です。
誰しも子供は大人の社会に反抗するもの。
その点だけを抽出した映画って感じです。

この映画のいいところは、
ただ子供目線で「大人はずるい」みたいなことを言ってるだけじゃないところ。
ここがいいです。むしろここだけかもしれません。
そこに気づかないと、ほぼなにもない映画なので、
とっても眠たくなって、
目が覚めたらお風呂の水出しっぱなし、
みたいな惨事になりかねません。

まぁ、もう立派に大人になった人が描くんですから、
大人の気持ちもわかる年になっているわけで、
そういう点でこういうタッチに描けることは当然なんですが、
でもそんな年でこんな視点から映画を撮れるということはすごいと思います。

これで「ああ、子供がかわいそう」ってだけの映画だったら、
たいして歴史には残らないでしょうが、
そんな浅くないんです。
でも映画としては坦々としすぎってくらい坦々としていて、
いたって単調なんですが。
でも深いんです。

これを私の周辺のことに例えるなら、
ボーリングに近いですね。
あれも単純なゲームですが、深いですよ。
あと、ポテトチップスの袋開けね。
あれも深いですよ。単純な作業ですが。

主役の少年はきりっとしてます。
いかにも大人に文句がありそうです。
なんか下手に言ったら、シンプルで的確なことを言われそうです。
日本の学園ドラマとかなら、一番後ろの方の席に座ってそうなタイプです。
それで足を机の上に乗せて、後ろ体重でイスでバランスをとっていそうです。



でも本当は他の生徒なんかよりもずっと大人で、
正義感の強い子なんです。
いじめられてる子とかいたらきっと助けます。
でもクラス全体から見ると怖い奴です。

そんな時、熱心な主役の先生が赴任してきて、
その熱意にだんだん心を開いていって、
最終回はクラスみんなで涙、って感じ。

ただこの映画の場合は、
そのまま後ろ体重しっぱなしです。
放置されっぱなしです。
これが自伝的な映画でなかったら、
学園ドラマっぽい展開にできたのかもしれませんが、
やっぱりそのへんは自伝なんでしょうねぇ。

ということでちょっとせつなくて、
くすぐったい気持ちになる映画かも。
でも基本的には坦々としすぎているので、
ドカーンやキャーやヌホホーイみたいな展開がほしい人は、
あまりオススメしません。
「最近の映画に飽き飽き!」みたいな人はチャレンジしてみてもいいかもしれません。

この後にもシリーズみたいな感じで、
『二十歳の恋』『夜霧の恋人たち』などの続編もあるようです。
すぐにまた見たいとは思いませんけど、
なんかまた見たくなる時がそのうち来るような気がしますね。

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