uchi-aぶろぐ

アクセスカウンタ

zoom RSS 『ゴーストワールド』

<<   作成日時 : 2005/08/03 21:54   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 6 / コメント 0

画像
最近は昔の映画を見るブーム到来の兆しの私ですが、
比較的最近の映画もちゃんと見ていかないといけません。
そう、それが私の生きる道です。
カニを食べにいきましょう。
なんせサーキットには魔物が潜んでますから。
ということで先日も私、
こないだの『地下鉄のザジ』と一緒に、
新しめの作品も借りてきました。
その作品は、『ゴーストワールド』


正直、
「スカーレット・ヨハンソンとスティーブ・ブシェミが出ている」
という理由だけで借りてきたと言っても過言ではないです。
よって内容についてはまったく期待してませんでした。
タイトルからしてB級ホラーっぽいし。
無意味に濡れ場とかが織り込まれたB級ホラー。
ところがどっこい、これがかなりな掘り出し物でした!
すごいよかったです。


「ところがどっこい」って、最近あんまり言わないよね。


絵を書くことが好きで、毒舌だがポリシーを持っているイーニド。
口数は比較的少なめだけど、こちらも辛らつなレベッカ。
二人は高校のクラスメイトで親友。
いつも行動を共にしている二人は、うんざりだった高校を卒業。
卒業後も二人で住むことを決めていた。
退屈な街の中で二人は男友達のジョシュ(ブラッド・レンフロ!)をいじめたりして暇つぶしに没頭。
そんな時、出会い系の広告を発見。
二人は電話して、広告を出した男を呼び出すことに。
待ち合わせのレストランで男を待ち伏せして観察していた二人とジョシュだったが、
だまされたとわかっていらつく男の姿を見て冷めてしまう。
その後二人は男の後をついていくが、
イーニドは彼のブルースにやたら詳しい「オタク」っぽい一面を見て、
徐々に興味を持っていく。


レベッカ役のスカーレット・ヨハンソンと、
男・シーモア役のスティーブ・ブシェミは、
今やってる『アイランド』でも共演していますが、
あの映画とはまったく違う内容の青春ムービーです。
アメリカの青春ものと言うと一般的に、
ナンパとハンバーガーとオープンカーってイメージですが、
この映画はそんな感じではないです。
第一にイーニドとレベッカが、そういう連中のことが嫌いな感じなんですね。
特にイーニドが。

イーニドを演じるのはソーラ・バーチ
『アメリカン・ビューティー』でケビン・スペイシーの娘役でした。
独特の感性を持つ女の子を見事に演じています。
一方レベッカもイーニドと仲良しなように、
同じような感性を持っているんですが、
こちらの方は高校卒業を機に徐々に社会の中に溶け込んでいきます。
卒業して親友だった友達が、
お互いの生活や時間に小さなギャップができはじめて、だんだんと離れていく。
よくあることですね。ほろ苦いです。

二人の関係をよく表しているのは、
二人でスタスタと並んで歩くシーン。
街角をスタスタと、早足でありながら、
ポーカーフェイスで同じペースで歩く二人の姿は、
軽快な音楽とともに実に印象的です。
しかし後半、二人の距離が開きはじめると、
そんなシーンも少なくなって、前と後ろで歩くようになったり。
このへんの表現がとってもうまいです。
二人が無表情なので、逆にこれが二人の絆の強さをよく表してます。



もちろんブシェミもいいです。
そりゃブシェミだもの。
スティーブ・シェミじゃないから。
スティーブ・ブシェミですから。
名前に「ブ」がふたつ重なってる時点で、彼のクセモノ加減を象徴してます。
シーモアはよくよく考えると、
ただの音楽好きのオタクっぽいおじさんってだけなのですが、
それなのになんだか色気を感じてしまいます。
これはなぜでしょう。
ブシェミだからでしょうか。
そうです、きっとブシェミだからです。
本当に不思議な怪優です。

タイトルの『ゴーストワールド』というタイトルもいいです。
イーニドの頭の中の世界が「ゴーストワールド」なのか、
それともイーニドの視点から見える、
薄っぺらい社会こそが「ゴーストワールド」なのか・・・、
どちらの意味にもとれるタイトルです。

イーニドの心の動きは本当に青春真っ只中というか、
大人と子供の中間というか、
『SWEET 19 BLUES』というか、

「だれど私も本当は すごくないから〜」

って感じ。
言うなれば、チェンジマイライフ・チェンジマイライフです。

そんな彼女にとって、どちらが「ゴーストワールド」なのかわからず、
悩んで揺れたまま映画は終盤へとなだれ込んでいきます。
果たして彼女はどこへ向かうのか・・・。

ところでこの映画で、
スカーレット・ヨハンソンが女優志望の女のクラスメイトの、
派手なアクションを茶化して、クールにバカにしたようにマネするシーンがあります。

「ファンキ〜。」

このシーンがとても好きです。
なんかあのリアクションは、すごく日本人っぽいリアクションだと思います。
うまく言えませんけど。
あれに親近感を感じました。
アメリカにもこういう感覚の人がいるんだなぁ、と。

全体を通してかなり楽しめました。
どうしても私のアメリカ青春映画のイメージは、
前にも言ったように、ナンパとハンバーガーとオープンカーだったので。
あと、男はジェームス・ディーンみたいな髪型。女はポニーテール

オープニングの音楽もいいです。
全体ををとおしてブルースとか民族音楽とかいろいろ使われてますが、
なんと言っても一番冒頭の音楽は、見終わっても結構頭に残ります。

てな感じで今年見たDVDの中でも、かなり好きな方の映画でした。
スカーレット・ヨハンソンは本当にこういう普通の役やらせたら魅力的。
彼女にはとことん普通でいてほしいです。

「このレベッカが、成長して結婚して、
のちに来日し、ビル・マーレイと出会う」


と想像してみると、ちょっと楽しい。


(視聴はこちら。
今はQuick Timeじゃないと見れないかもしれないです。)


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(6件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
バスガールの日〜ゴーストワールド(01・米)
2月2日は「バスガールの日」。 ...続きを見る
毎日が映画記念日
2005/08/03 23:34
単館系特集D ゴーストワールド
ジェネオン エンタテインメント ゴーストワールド ...続きを見る
日々映電
2005/08/18 21:10
映画「ゴーストワールド」
原題:GHOST WORLD  −ダメに生きる− ...続きを見る
茸茶の想い ∞ 〜祇園精舎の鐘の声 諸行...
2005/08/21 15:05
ゴーストワールド
この映画は主人公の女の子2人がとっても可愛い。 昨日の夜中やっていたのではりきってビデオに撮った。(AM3:20のこと) 主人公の一人のレベッカ(スカーレットヨハンソン)は今も昔もほんとにキレイ! 人は何年か経てばある程度年をとるし外見も変わっていく。 でも彼女は昔から可愛さも色気ももっていて顔のパーツも完璧でまさに理想どおりって感じで 日本人にはありえない名前ももっていてありえない顔もしている。皆が憧れるのがよく分かる。 そんな彼女は私にとっては幻みたいな存在かも。 ...続きを見る
日々満進
2005/09/23 00:56
ゴーストワールド
ジェネオン エンタテインメント ゴーストワールド ...続きを見る
cinema徒然草
2005/09/30 05:29
ゴーストワールド
『ゴーストワールド』 ...続きを見る
39☆SMASH
2006/11/02 11:07

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
『ゴーストワールド』 uchi-aぶろぐ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる