いきなりですけど、衝撃告白していいですか? カミングアウトしていいですか? ちょっとありえないことなんですけど、 言っちゃっていいですか? 実はですね、わたくし・・・、 今年に入って、一度も映画をば見てませんでした!! 一時はすっかり『映画ブログ』気取りだった時期もあったというのに、 今年に入ってこの体たらくです。 2006年に入って、鑑賞履歴ゼロなのでございます。 そのうえ、2006年が平成で何年なのかも、 時々よくわからなくなるありさまです。 もうダメダメです。ダメダメ新年です。 ということで当然、 今年に入って映画レビューがゼロという状態でした。 でもこれから頑張ります。 ZEROから歩き出しますよ。 兄妹デュオの底力を見せたいと思いますよ。 さて、これだけひっぱってきたのですから、 今年の一本目は、すごい映画を見てやろうと思ってました。 そしてその映画を今日やっと見ました。 その映画とは、不朽の名作、 『風と共に去りぬ』 ![]() 国語の教科書で言えば、『走れメロス』くらいのスタンダードです。 でも私、今までこの映画を見たことはありませんでした。 ひょっとしたら基本的に私は、 教科書とか参考書とかがあまり好きくないので、 そのへんの性格が出てしまったのかもしれませんね。 たぶんあんまり関係ないですね。 さあ、こんな名作ですから、 あえてああだこうだいうこともないでしょうが、 一応簡単なストーリーをおさらいしてみます。 1860年代のアメリカ。 奴隷制が残っていた南部・ジョージアに、 スカーレット・オハラ(ヴィヴィアン・リー)という一人の娘がいた。 アイルランド系の地主の娘である上流階級の娘である彼女は、 誰もがうらやむ美貌を持っていたが、 彼女が愛するアシュレーは、いとこのメラニーと結婚を決めていた。 2人の結婚を発表するパーティーの最中、 彼は私を愛していると信じる彼女はアシュレーにつめよるが、彼はそれを拒む。 そんなやりとりを偶然聞いてしまったのが、 北部出身のレット・バトラー(クラーク・ゲーブル)。 パーティーにやってきた彼だが、悪い噂が多い。 レットが彼女に近づくうちに、最初彼を嫌っていたスカーレットだったが、 徐々に気持ちがレットの方にむいていく。 そんな中、時代は南北戦争の戦火へと進んでいく・・・。 DVDを買って見たのですが(500円)、 見る前にケース裏の『223min』の文字を見て、一瞬くらっと来ました。 でもいざ見てみると、あっという間に見終えることができましたね。 いろんなことがかなりなハイテンポで起きていくので、 退屈しなかったです。 主人公のスカーレット・オハラ。 とにかくわがままっ子というか、 言い換えれば意志の強い子です。 こういう子は今の世の中でも結構いますね。 さすがにここまでじゃないですけど、突っ走っちゃう感じ。 ただ単にわがままってわけじゃないんですけど、 正しいと思ったことにまっすぐな人。そして衝動的な人。 でもそういうところは、 自分の知らない間に、周りを巻き込んでいくものです。 『魔性』ですね、完全に。 この映画は、彼女のそんな『魔性』な部分と『意志の強さ』によるお話といえます。 「そんなスカーレットを、好きになれるのかどうか」 この映画の評価は、ここではっきり分かれると思います。 頑張るスカーレットに共感する人もいるだろうし、 そういう人はおそらくこの映画は大絶賛でしょう。 でもこんなスカーレットの勝手な行動を、まったく理解できない人もいるでしょう。 そういう人は、この映画にイマイチ入っていけないと思います。 ひとまず男目線で見てみると、 「心からこの映画に共感できる男っていないんじゃないかなぁ」 とも思うのですが、どうでしょうか。 当事者に(実際、映画の登場人物に)なって見たら別でしょうが、 映画としてこの様子を客観的に見てしまうと、 正直、「むー・・・」って思うかも知れません。 逆に女性の中には、 こんなスカーレットに憧れる人も多いはず。 愛する人への思い、没落からはい上がろうとする力、その強さに、 勇気をもらう人も少なくないのではないでしょうか。 まぁ、結局私は20代の男の子なので、 そんな男目線で見てしまったうちの一人なわけです。 そんな私から見ると、スカーレットなんかよりも、 アシュレーの妻であるメラニーの方を中心に見てしまいます。 そしてそもそもアシュレーという男にも、さほど魅力を感じないので、 ますますスカーレットの存在が浮いてきて、 この映画に入りにくくなります。悪循環ですね。 ただ、クラーク・ゲーブルのレットは普通にかっこいいですね。 かなりなクセ顔ですが。 かなりあやしい顔してますが。 一歩間違えると、単なるエロオヤジ顔ですが。 すれすれのところでいいです。 ああいう男の人は、性別関係なく憧れてしまうかも。 こうなってくるとやっぱり、 「アシュレーがもっと格好よかったらなぁ」、 と思わずに入られません。 ちょっと幸が薄そうです。彼は。 あんまり脂っこいものを食べると、胃をやられそうな雰囲気です。 ストーリー的に言うと、 前半から中盤、中盤から後半と、 どんどんスカーレットの暮らしの幸せ度が乱高下します。 このへんの上がったり下がったりは面白いです。 この乱高下、どっかで見たことがあるなぁと思って、 ちょっと考えたらすぐ思いつきました。 これってあれですね、昼メロに近いです。 この映画をすごく長く引きのばせば、 たぶん1クールくらいの昼メロが簡単に作れるんじゃないでしょうか。 逆に考えるとこの映画は、 人気があった昼メロが終わって、 数字良かったもんだから9時台に総集編流したりすることがよくありますけど、 あんな感じのサイズかもしれません。 『金曜エンターテイメント』とかで。 テンポのはやさとか、すごく近いです。 そう考えるとやっぱり、より女性向けな映画なのは間違いないところかもしれません。 単純な男が見るには、 やっぱりスカーレットの行動には抵抗がありすぎです。 だって、もしこんな人に近づいたら、 翻弄されるのが目に見えてます。 あー、こわいこわい。 男の人がこの映画を見て、もし楽しむとしたら、 こんなスカーレットの生き様に、 「いっさぎいいな〜」 って思うとかでしょうかね。 ともあれ男性からしてみたら、 こんな人が実際近くにいたら大変です。 ってな感じで、私はいまいち感情移入できなかったわけですが、 でもこういう映画が長い間支持されてると言うことは、 ちょっと勉強になりました。ある意味で。 ちなみにこの記事で言ってきた意見は、 絶対的な表現ではないですので。 女性でも理解できない人はいるでしょうし、その逆もあります。 なのでもし、反論のある方は、 「理屈っぽいまゆ毛男が、品川区のはしっこで能書きを叫んでる」 とでも思って、聞き流してやってください。 |
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風と共に去りぬ
監督 V・フレミング 出演 C・ゲーブル V・リー 今なお世界中で愛され続ける不朽の名作。 メインタイトルの(GONE WITH THE WIND)が実に圧巻。 あらゆる面で1930年代にこの完成度とは真に恐れ入る。 同年代の他作品とは20年ぐ.... ...続きを見る |
TOKITAMA少年マンボー 2006/03/07 09:25 |
内 容 | ニックネーム/日時 |
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はじめまして。 |
ルーシー URL 2006/07/27 04:14 |
ルーシーさん、コメントどうもです! |
uchi-a 2006/07/28 10:59 |
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