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zoom RSS スガバラード。

<<   作成日時 : 2006/02/20 13:33   >>

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私はご存知の通り、
スガシカオのファンでございます。
私の中でのスガベストソングは、
やっぱり『黄金の月』という曲です。


スガファンからしたら『黄金の月』という曲は、
定番中の定番のスタンダードかもしれないです。
ウルトラマンシリーズの技で言うと、
『スペシウム光線』並みの定番加減です。
決して、『パンチレーザー』『テレポーテーション』などの、
マニアックな技ではないです。
でもいいものはいいからしょうがないです。


もしスガを聞かない方で、
スガをこれからはじめようという方がいたら、
ためしに聞いてみてください。入門編として。
基本ですので。
柔道の受け身、相撲のシコと一緒です。


でも最近、私は『黄金』ではなく、
違う曲をよく聞いてます。
それは、『夏陰』

♪言葉が今詰まってしまったら
ぼくらの夏は ここで終わってしまいそう
上手に笑えてる自信なんか
あるわけないのに でも笑った
踏みつぶした かかとを 履きなおしたら
ため息をぐっと飲み込んで 歩き出そう

夕暮れを抜けてく 風は秋の 匂いを含んでる
ずっと今日と同じ日々が 願わなくても 続くと思ってた



こんな寒い中、あえて去年の『熱闘甲子園』のエンディングテーマを聞いているわけですが、
なんかいいんです、こんな寒い中で聞くのが。
個人的に好きなところはここ。

♪あの日 スタートの合図で 走り出してしまったぼくらに
 今更 もうわざとらしい ゴールなんか なくてもいい


スガシカオの真骨頂のような歌詞です。
特に「走り出してしまった」という言い方が、スガさんらしいです。
甲子園球児たちにはちょっとビターな内容ですが、
このニュアンスが徐々にわかってきた時、
『大人の階段のぼる〜 君はまだ 五厘刈りさ〜』
と言った感じだと思います。


なにより、「勝つ」「頑張る」だけじゃなく、
「負けてもいいじゃん」みたいなスガさんのスタンスがいいです。
そして、スガ声。スガボイス。味わい深いです。
ヒゲのマスターのいる喫茶店で飲むブルマンのようです。
そんなことしたことないけど。
店内は当然ジャズ。
決して愛内里奈なんかかかってません。


さてこの『夏陰』、メロディはバラードっぽいのですが、
スガさんのバラードには他にも名曲がたくさんあります。
その中でも、私の『マイフェイバリット・スガバラード』はこの曲です。


3rdアルバム・『sweet』の中に入っている、『ふたりのかげ』


♪ 街灯がうつしだした ふたりのかげはゆっくりと
 君の家のほうへ のびて ほどなく消えた.
 明日には いいことが ふたりにあるかなぁ
 時々 全てはこわれかけて
 君は言葉をなくしてしまう
画像 ぼくでは涙を うまくぬぐえない
 帰りの道 かげはひとつだけ



もう名曲です。
なんてことない、曲の歌詞としてはよくある設定なんですが、
それをここまで叙情的に表現してしまうスガさん。
よーく聞くと、この歌の歌詞に出てくる男の言うことって、
結構勝手な言い分だったり、ウジウジもしてたりするんですが、
でも男って不器用で、たいていこういう感情を持っていて、
そのへんの複雑な感じをせつないメロディーにのせてくれてます。


スガさんの歌詞は、一見一方的なんですけど、
でもよく読んでみると、そんな部分に若干コンプレックスがあって、
それは歌詞の中でコンプレックスそのものを歌っていたり、
あるいはその曲そのものが、実はコンプレックスだったりいろいろなんですけど、
そのへんのモヤモヤっとしたコンプレックスの描写がいつも見事です。
だから逆にすべての歌詞を一次的に受け取ってしまうと、
ちょっと間違ったイメージで受け止められてしまうかもしれませんね。
そのへんでスガシカオの好き・嫌いが分かれるんだと思います。


この曲なんかもすごく複雑な感じ。
細かい事情はわからないし、
この「ふたり」がどういうシチュエーションなのかも、
本当は深いところまでわからないわけですけど、
でも自分の気持ちが相手に伝わらない、
なにもできなかったという経験は誰にでもあることで、そのへんの雰囲気と、
「街灯」「ふたりの影」「地下鉄」「誰かの事故」という「暗」の言葉の選び方が絶妙。
すごくマッチしてるんですね。うますぎます。


♪最終の地下鉄は 誰かの事故で混んでいて
 人波におされて ぼんやりと時計を見ていた
 明日まで あと少し なにかがかわるかなぁ

 ぼくらが 生まれて消えるあいだ どれだけ人を救えるだろう
 汚れたマドには何もうつらない
 君はもう眠ってしまったんだろうか



このへんなんかいいです。
「こうやって毎日が、たんたんと流れていくんだ」って感じで、
その中で一瞬反対方向を見てみた瞬間、という気がします。
「ぼくらが・・・」〜「・・・眠ってしまったんだろうか」まで。
すんごい同じような気持ちになったことあります。
スガさん自身も、そんなに深い意味でこの言葉をいれてるとは思えないですね。
誰でもこういう時は、こういう方向のことをふと考えてしまうものです。


最後の、

♪十字路を 曲がるまでふり続けた
 その手は君にみえただろうか
 信じるだけでは 何も変わらない
 そうして今日はすぎていくんだ


のところの無力感もせつないです。


ということで、是非『ふたりのかげ』、
聞いてみてください。泣きます。せつないです。
他にも1stアルバムの『月とナイフ』など、
名作がたくさんありますので、よかったらおためしください。
昔スガさんはなにかのインタビューで、
「ほっといたらバラードはいくらでも作れてしまうから、あえて作らない」みたいなことを言っていました。
これからもいいバラードをたくさん作ってくれそうです。


ちなみにこの『ふたりのかげ』が入っているアルバム・『sweet』で、
この曲の後に『310』という曲が入っているんですが、
こちらはかなりどぎつい内容なので、驚かないでくださいね。
いい曲なんですが、まぁ初心者向きできないです。
「さっきまであんなせつないこと言ってたのに、この人・・・」
って感じです。
友達の友達の誕生日会に行って、
その自分の友達がいつもと違うテンションになっているのを見て戸惑ってしまう時のような、
「私、ここにきてよかったのかな…」感に襲われかねないです。
なのでちゃんと準備運動して、
心臓から遠い部分から順に水をかけてから、
プールに入るようにした方がいいかもしれません。


【スガシカオ・ディスコグラフィー】
http://www.office-augusta.com/suga/discography.html

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんみ(・ω・)/
黄金の月ちょうど聴いてるとき読みました
ふたりのかげは聴いたことがなくって
でも詞を読みながら黄金の月を聴きながら…
σ(・ω・`。)只今大泣きしてます(笑)
しーま
URL
2006/02/21 23:02
しーまさん、いつもありがとうございます!
『ふたりのかげ』おすすめです。
シカオの声がまたよくて…。
実際聴いたら確実に泣きます!
uchi-a
2006/02/22 21:10

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