uchi-aぶろぐ

アクセスカウンタ

zoom RSS 『アリス』

<<   作成日時 : 2006/03/04 22:16   >>

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 0

現在、恵比寿ガーデンシネマにて、
『僕のニューヨークライフ』
が絶賛上映中の、ウッディ・アレン。
なかなかスケジュール合わずに、
ガーシネれない現状で、
私はとてもフラストレーションな毎日。
あまりのストレスで思わず、

「はりくけ杵子吉なの区との着せは知名ヴレミ町塚そんとけれせわみくかどのはときつはめそとりく」

って感じの気分です。
今「わーーーー」って言いながら、
めちゃくちゃにキーボードうってみました。


なので仕方なく今回、
ツタヤで昔のウッディ・アレン作品を借りて、
この破裂寸前の私の欲求を、
軽くガス抜きすることにしました。
そして選んだ映画とは、


『アリス』画像












ミア・ファロー主演。
ウッディ・アレン流の都会型ファンタジーというところでしょうか。
1990年ですから、このコンビでは後期といったところ。
ミア・ファローが主役のアレン映画らしく、
ちょっとメルヘン度が高めです。


アリスはカソリックの家庭で生まれた女性。
しかし結婚後16年間、裕福な夫と裕福な暮らしを続けていた。
すっかり以前と変わってしまった彼女の生活っぷりに姉は否定的。
ある日アリスは、子供を迎えに学校にいくと、
同じく子供を迎えに来ていた、
バツイチのサックス奏者・ジョーと出会う。
決して男前ではないが、なにかひっかかるこの男性。
その後アリスは、腰の痛みのため、
友人の紹介で、チャイナタウンの謎の医師・ヤンのもとをおとずれる。
ヤンはアリスに、毎回ハーブを与える。
このハーブ、不思議な力を持っていて、
このハーブのおかげで、アリスの生活は変化していく。



一見、あるマダムの人生を描いたお話かと思いきや、
途中で突如登場する不思議なハーブ
このハーブのおかげで、いろんなことが起きてしまいます。
普段内気なはずのアリスが、
いきなりサックス奏者・ジョーを積極的に誘惑してみたり。
あるいは自分の姿が消え、透明人間になってしまったり。
夜中に、死んでしまった昔の恋人の幽霊が見えたり。
一応展開としてはファンタジーになっていきます。


この中で、一番ストーリーに大きな影響を与えてるのは、
やっぱり「消えるハーブ」でしょうか。
ハーブを飲んだアリスは、
そのサックス奏者や夫の仕事場へ行っては、
いろんな光景を見てしまいます。
ドラえもんとかでもこうい設定がよくありますけど、
それまでの話の流れからすると、
いきなりそんな展開になるもんだからちょっとびっくり。


でもここでポイントなのは、
ヤンはあくまで「これを飲んでみて」とは言っても、
「このハーブにはこういう効果があります」とは絶対言わないんです。
まぁ映画として「引っぱり」という意味で、
あえて言わせないのかもしれませんが、
私はここにウッディ・アレンのこだわりがあるように思うんです。
こだわりというか、エスプリというか。


というのも、私が見終った時に思ったのは、
「このハーブって、飲む者の深層心理を引き出す力がある薬なんじゃないか」
ということなんです。
閉じ込めていた欲求とか、忘れていた感情、あるいは好奇心とか。
それを解放するような、そういう薬なんだと思います。
だからひょっとして、
ハーブも毎回同じハーブを渡していたんじゃないかなぁなんて。
そんなことも思ってしまいました。
事実、アリスはこのハーブを飲むたび、
体や感情の変化はもちろんですが、
自分の気持ちなんかが変化していきました。
つまり、


「不思議なハーブの効能なのか、
不思議なハーブの効能がきっかけで、結果的にそういう方向に向かったのか」



このどちらかなのですが、
私は前者だと思いたいわけです。
それが証拠に、ジョーもこの消えるハーブを飲む場面があるんですけど、
そこでジョーの心にも「変化」がおとずれます。
考えようによっては、ジョーの心境の変化も、
アリスの心境の変化のプロセスに似てる気がして・・・、
おっとネタバレギリギリ。あぶないあぶない。
こういう時は口笛吹いて回避します。
♪フーフフーフーフーフ  フーフフーフーフーフ   (←上を向いて歩こう)


ということで、ここまで書いてみると、
「大人の女のファンタジー」って印象の映画なのですが、
でもそんな中でも、なにか全体的に、
そんなアリスに対して皮肉が入ってるようにも見えます。
そのへんもウッディ・アレンっぽいと言えばウッディ・アレンっぽいです。
アリスの気まぐれさと言うか、思いたったら極端なところを、
なんとなく茶化してるような・・・。
ひょっとしたらミア・ファローって、
アリスっぽい女性だったのかも・・・!?
ともあれ、この辺の人間っぽさがいいですね。
ダイアン・キートンとのコンビとは一味違うテイストで、
こう考えるとウッディ・アレンは、女に合わせるタイプなのかも。


最後の方の『媚薬』のシーンはかなりの爆笑もの。
このあたりの滑稽さもアレンらしい。
私情も入っているし、最上級のコメディも入ってるし、
いろんな見方ができます。彼の映画は。
とりあえずどの映画でも共通していることは、
自分の言いたいことを、間接的に表現するのが好きなタイプ
だということでしょうか。
このへんが私がウッディ・アレンを好きな最大のポイントなのかもしれません。
たぶん直接的に言うことがあまり好きではないか、
あるいはつまらないか、どっちかなんだと思います。
「人生において、一番大切なことは家族。
二番目はクラリネットを吹くことで、映画はその後」

と昔言っていたアレンですから、
映画ってある意味「ゲーム」に近いのかもしれませんね。
私はこの気持ちがすごく理解できます。
たぶんボウリングでも、カーブをかけてくるタイプだと思いますね。
絶対ものすごい速い球をまっすぐ投げるタイプではないです。


まぁ、言っている意見はいつも100%すべてを共感できないし、
天才だとも思ってないのですが、
「こういうスタンスで映画をとりつづけている監督がいる」
っていうだけで、私はちょっと幸せなのです。
そこが一番大事です。
はあ、あと30年くらい、
ずっと年一本のペースで映画とって欲しい・・・。


ということで、今日もかなりマニアックな映画でした。
たまにはもっとみんなが知っている映画を取り上げないとねぇ。
だって、この映画の関連写真とか、探しても全然ないし。
字ばっかりだもんねぇ、これじゃ。
なので、次はきっとみなさんが知っているような映画を取り上げたいと思います。きっと。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ナイス

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
(今日の映画)アリス/ウディ・アレン監督作品
アリス (1990/米) Alice ...続きを見る
Kozmic Blues by TM
2006/05/14 19:33

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
『アリス』 uchi-aぶろぐ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる