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zoom RSS 『ハッカビーズ』

<<   作成日時 : 2006/05/19 23:09   >>

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今週は雨です。
ずっと雨です。
そんな時はDVDでも見るか、
あるいは真っ暗な部屋の隅っこで、
ブツブツなにかつぶやきながら体育座りしてるかの、
2パターンしか世の中には存在しないわけですが、
今回私は、その2つの選択肢のうち、
「DVDを見る」の方をチョイスしてみました。


しかも今週は、我が地元のTSUTAYAで、
『旧作レンタル半額』を実施してまして、
これはDVDを見るしかないと思い、
ブレーキいっぱい握りしめて、
自転車で坂道をゆっくりゆっくりと下っていった次第です。
そこで借りた2本のうちの1本が、
今日ご紹介する、


『ハッカビーズ』
画像









公開当時、私はこの作品が気になってました。
実はこの映画、公開時は恵比寿ガーデンシネマでやっていまして、
いつも恵比寿ガーシネでウッディ・アレンの映画を見るのが日課である私は、
予告でこの映画の宣伝を見て、
「面白そうだなぁ。見たいなぁ。」と思い、
この映画がとても気になっていたのでした。
結構私は予告に釣られて映画を見るタイプなのでね。


まあ、見ませんでしたけど。


案外そんなもんです。人間なんて。
どこか出かける時、前は「○○行きた〜い」なんて言ってたけど、
いざそこに行くと決まったら、
ちょっと冷めてたりすることってよくありますし。
そんなもんです、所詮。


でも、その予告では結構ポップな感じで楽しげな映画だったので、
DVDになったら見てみようかなぁとは思っていて、
2年近くたったこのたび、ようやくそのタイミングが来たわけです。


ちなみにこの映画、上映映画館こそ少なかったですけど、
出演者は結構大物ぞろい。
なんか顔がギラギラしている俳優としておなじみの、ジュード・ロウを筆頭に、
かわいいし、結構ヒット作に出ているけど、
どこか安っぽさがあって、そこがまた魅力
なことでおなじみの、ナオミ・ワッツ
他にも、だいぶ年を取ったことでおなじみの、ダスティン・ホフマンなど、
どれもかなりのビッグネーム。
これだけ大物が揃って、あんまり話題にならなかったことを考えると、
ひょっとして相当つまらない映画なのでは・・・とも思いましたが、
いざ見てみたら、まぁまぁ面白かったです、私としては。
あの劇場予告のイメージとはだいぶ違いましたけど。


ブラッド(ジュード・ロウ)は、
スーパーマーケットチェーン・『ハッカビーズ』に勤めるのやり手ビジネスマン。
彼の彼女は『ハッカビーズ』のイメージガール・ドーン(ナオミ・ワッツ)。
仕事・プライベートとも絶好調。
ある日彼の元に、環境保護団体のリーダーで、
ちょっとオタクっぽい青年アルバート(ジェイソン・シュワルツマン)がやってきて、
ハッカビーズの環境破壊による新店舗建設に反対する。
ブラッドもイメージアップのため彼の方針に賛同するが、
結果ブラッドは徐々にその活動の主導権を握り始め、自分の手柄にしていく。
するとのけ者にされ始めたアルバートは混乱し、
『哲学探偵』夫婦(ダスティン・ホフマン、リリー・トムリン)のもとを訪れ、
なぜか自分を探偵して欲しいと依頼。
その結果、同じ探偵の助言をうけている、
世界の石油利用に絶対反対主義の消防士・トミー(マーク・ウォールバーグ)や、
虚無主義的なフランス人女性・カテリン(イザベル・ユペール)などと出会いながら、
アルバートたちは思わぬ方向へと転がっていく。



まず、予告や宣伝のイメージでは結構ハッピー系の映画に見えますが、
実際見てみるとそうでもなくて、
かなり難しいというか、哲学的な内容だったのビックリしました。
私は基本的にこの線の映画は好物なので大丈夫でしたが、
『メリーに首ったけ』的なハッピーコメディを期待してみると、
ちょっと残念な気持ちになってしまうかもしれません。
なかなか文章で説明するのに苦労するタイプの映画ですね。
これはこれからこの記事、苦戦しそうです。


一応主役はアルバートっぽいですが、
基本的にみんなおかしな人ばかり。
そしてみんなグダグダ。
こういうグダグダ感も嫌いじゃないです。
こういう映画は、あんまり見る前にキャストに期待をして見ない方がいいですね。
その方が楽しいと思います。
ちなみに予告では、明らかに、
『ジュード・ロウ、ナオミ・ワッツ主演!』
って感じで映像が作られていましたが、そんなことはないです。
主役はアルバートです。
ジョニデ主演の『ブロウ』のポスターに、
後半からしか出てこないペネロペが、
ジョニデと同格で載っているのに近いですね。


そのアルバート役のジェイソン・シュワルツマンは、
『奥様は魔女』でウィル・フェレルのマネージャー役だった人ですね。
とてもヒゲが濃いです。そして髪の毛がツヤツヤしてます。
一方ジュード・ロウは、アルバートとは好対照な感じのデビッド役なんですが、
こちらは相変わらず、顔がギラギラしています。
基本はこの二人の『アイデンティティー』が本筋。
アルバートはそれに最初から悩んでいて、
デビッドはそんなことをまったく意識せずに、
「仕事」「出世」「名声」に向かってただ生きている感じで、
この2人のコントラストはわかりやすいです。
ただ最終的に、この2人は「ある部分」で似ているんですけど。


そんなところに登場するのが、『哲学探偵夫婦』なんですが・・・、
面白い言葉を思いつきましたね、『哲学探偵』
とってもうさんくさいです。すんごい怪しいです。
その点、イザベル・ユペール演じるカテリンの方が、
知的で信頼できそうですが、
この人も次第に怪しくなっていきます。
ちなみにこの女優さん、とても魅力的です。
『8人の女たち』でも一番好きです。
このあたりの人々が、アルバートとデビッドを翻弄します。


画像あとは、ナオミ・ワッツ演じるドーン
ナオミ・ワッツは相変わらずチャーミングな感じですが、
でもそこまで直接ストーリーに関わってこないです。
ただひょんなことから彼女も、
『哲学夫婦』のお世話になってしまって、
そこはなかなか楽しいです。
消防士・トミーですが、かなりわけがわかりません。



ということで一言で言うとこの映画はですね、

「おかしな人がいっぱい出てくる、哲学映画」

なわけです。
なので少なくとも宣伝で言っているような、

『人生のスーパーマーケットへようこそ 「幸せ」あります!』

なんて感じの映画ではないんです。
なぜこんなキャッチフレーズなんでしょうねぇ。
このキャッチフレーズだと、絶対スーパーを舞台にした、
上司と店員のラブコメディみたいなイメージですし。
決してそんな映画じゃないですよ。
ある意味、恵比寿ガーデンシネマっぽい映画ではあります。


でも随所随所に、心理描写の場面で面白いCGの使い方をしていて、
このへんは興味深かったし、確かにポップではあります。
時々一瞬気持ち悪いCG(授乳・・・)もありましたが。
全体的に『エターナル・サンシャイン』っぽい感じの作りと、
テンポは感じますかね。この映画。
ただかなりあの映画よりとっつきにくいです。
『エターナル・・・』はテーマがはっきりしてたからよかったですが、
これはかなりグジャグジャです。
(ちなみにこの映画の音楽と『エターナル・サンシャイン』の音楽は、
いずれも同じ人が担当しているらしいです。)


ってな感じで、ネタバレしない程度に結末の雰囲気だけを言いますと、


「やっぱいろいろ考えられるけど、人間よくわかんないやぁ。
 人生もよくわかんないよねぇ。
 とりあえず・・・愛はあるんじゃん?
 んー、でもやっぱりよくわかんないなぁ。」



こんな感じでしょうか。
やっぱり、とても説明しづらい映画です。
なかなか映画ブログ泣かせな映画ですね。
どうにも料理しにくいです。さばきにくいです。小骨が多くて。
大きい骨をすーっと取れる感じの映画だったら、さばきやすいんですけど。
でも決して悪い映画ではないとは思いますよ。
でも、だからと言って、みなさんに自信をもってオススメできる映画でもないんですね。
むー・・・。


とりあえず、


「ウッディ・アレンの映画が好きな私は、まぁまぁよかった」


ってところで、みなさん各自で判断してください。

画像



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