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zoom RSS 『ハウルの動く城』

<<   作成日時 : 2006/07/22 16:08   >>

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画像昨日『ハウルの動く城』をやってましたね。
毎度おなじみ、金曜ロードショー・夏の宮崎押しですね。
日テレの夏といえば、『高校生クイズとタッチ再放送と宮崎駿』です。
ちなみに日テレジャンボリーは、そうでもないです。
といえば、ってほどではないです。


さていきなりですが、
基本的に私は宮崎駿があまり好きではないです。特に最近のやつ。
別にあのヒゲのもさもさ加減が好きではないと言うわけではないんですが、
どうも彼の映画は好きになれないし、
あの人の映画を「いい!」と言って、
映画館に行く人が大勢いるのも不思議なんです。
だから毎回ヒットするたびに、いつも不思議でならない。


なぜ好きになれないか、いろいろ考えてみたんですが、
とりあえず『となりのトトロ』なんかはとってもいいと思うんです。好きです。
『平成たぬき合戦・ぽんぽこ』とかも嫌いじゃないです。
ただ、


『もののけ姫』は相当嫌いです。


一回テレビで見たんですけど、
なんでしょうか、とっても理屈っぽい感じがしたんですね。
すべてが「お説教」に見えてしまうんです。
それをものすごい美しいアニメーションを駆使して、
「こうです。こうなんです。みなさん、わかりますか。」
ってやられてる感じがして、
私はちょっとそれがノーサンキューなんです。
「あんたに言われたくないよ」的な感じで。
でもすんごいヒットしてるわけで、それがとっても不思議です。
なんか、
「なんでみんなわざわざ1800円も払って、
あんなお説教を聞きにいったんだろう」

って、テレビで見終わった後に思いました。


言ってることは別に悪いことだとは思わないんですけど、
要は言い方があまり好きではないんですね。
もし今すべての制御装置を排除して、心を全解放した場合、
私はここにもっとすごい批判文章を書いてしまえるんですが、
それはやめておきます。
でも世界的にも評価されているわけで、
私の気持ちと一般の人の間のギャップで、
ずっと悩んでいる毎日なんです。


そんなことをいろんな人に言っていたら、
話すたびに、

「ハウルは大丈夫」

的なことを言われました。
でも宮崎アニメを見る気にはなかなかなれなくて、
でも見ず嫌いはあんまりよくないなと思ってたんです。
そんな時、ついに昨日テレビで放送されました。


「私がもし『ハウル』を見るとしたら、このタイミングしかない!」


一念発起しまして、昨日頑張ってみましたよ。
オールスター見終わった後に。


父が遺した帽子店を働く少女ソフィー。
ある日、女の心臓を食らうと言われる魔法使い・ハウルに出会う。
その晩ソフィーは、ハウルを恨みを持つ荒地の魔女に呪いをかけられ、
90歳の老婆の姿にされてしまう。
仕方なく家を出たソフィーは、荒地を歩くうちに一軒の家に迷い込む。
そこは『ハウルの動く城』だったのだ。
ソフィーそこに住みこんで、汚い家の掃除をはじめる。
こうしてソフィーは、ハウルと弟子のマルクル、
城を動かしている炎のカルシファーたちと生活を始める。



というお話なんですが、
見終わった感想は単純にこの一言でした。


「へー」


なんか、すべてが「へー」って感じでした。
良いとか悪いとか、好きとか嫌いとか、
そういうんじゃなくて、ただ「へー」って感じでした。


噂どおり、『もののけ』のような理屈っぽさはないんですが、
かといってなにか残るわけではない。
ただ、映像は相変わらずきれい。
でも結局見終わるとそれだけな感じ。


話としては、非常に難解です。
難解というか、謎が多い感じ。
もう後半とかわけわからなくて、
『エヴァンゲリオン』でも見てるような気持ちでした。
まぁわからないところはわからないまま話をすすめてもらって、
私としては一向に構わないんですけど、『エヴァンゲリオン』も好きですし。
ただ違うのは、見終わって特になにも残らなかったところですね。


たぶん作者が訴えたいところって、
『反戦』と『恋』とかだったと思うんですけど、
そのへんがあんまり直接伝わってこないんですね。
たぶんそれは、わけがわからないからだと思うんです。
でも本当に『反戦』と『乙女の恋』がテーマなら、
テーマ自体がシンプルなはずなんで、
もっと単純な映画でいいんだと思うんです。
でもそれがすごく壮大になっちゃってて、しかもそれが謎なんで、
なんかそのへんのテーマが、
ぼやけちゃってたように思えるんです。私としては。


で、そうやっていろいろと考えて思ったんですが、
まずこの映画を作るに当たっての最初の大命題って、
ひょっとしたらですが、
「壮大な映画にする」ってところだったんじゃないか、
という風に思えてきたんですね。
まずそれが先にあっての、『反戦』と『恋』ということです。
そう見えちゃったんです。
これまで壮大なアニメを作り続けて、
今さらダウンサイジングできなくなっちゃったのかもしれませんが、
とりあえず私の見終わった時の感想の「へー」を、
もっとわかりやすく言うなら、
おそらく、「へー、壮大だね」っていうところです。それだけです。


もしかして、このへんが私が宮崎アニメが苦手なところなのかもしれません。
なんか全部のメッセージが後付けっぽく見えてきちゃって。
それが、全部理屈っぽく見えてしまう原因なのかもしれません。
後付け自体は別に悪くはないと思うんですが、
それだとすごくひとつひとつのメッセージが際立ってしまって、
ストーリーに完全に溶け込まない感じになってしまいそうな気がするんで。
例えばこの映画で、ソフィーが場面場面で若返ったりするところとかも、
すごくうまい演出なのに、なんか後で思いついた感じがして、
やっぱりなんかひっかかってしまいました。
なんかそんなのの連続に見えたんです。


毎年期待されてヒット作を作らなければいけないという、
そういう立場だからこのへんは仕方ないと思いますが、
私はこういうスタンスって苦手なので、
そういう作り方(そうじゃないかもしれませんが)をしている間は、
やっぱり私は宮崎アニメは好きになれないと思います。
宮崎さんが本当はどんな考えの人なのかも、
こうなってくるととよくわからないですし。
一回すごい低予算で、ミニシアター系とかの、
ちいさいアニメ映画でも一本作ってほしいなぁと思います。
なんならジブリじゃないやつで。
不思議なキャラクターとかも最小限の数にして。


まぁすべては私の好みの問題なんですけどね。
「よかった〜」って言ってる人の方がむしろ多いので、
ここまで考えて見てしまった私がまずいんだと思いますが。
むしろそういう後付けっぽいものの方が、
わかりやすくていいのかもしれませんね。
『ドラクエ』に例えれば、『ハウル』は7とか8とか、
そういうプレステのソフトな感じでしょうか。
でも私は2とか3が好み・・・、そういうことですね。


ただ、女の子は楽しめるかも。それは思います。
わからない部分はわからないって片付ければ、
あとは単純な『恋』の話だと思うので。
ハウルというミステリアスでかっこいい男と、
それに恋する乙女(おばあちゃん?)って感じで、いいと思います。
木村拓哉は噂どおりの、すごくナチュラルな声優っぷりでした。
言われなきゃ絶対わからないです。
一方、美輪明宏はわかりやすすぎですけど。
『カーズ』パンツェッタ・ジローラモ並ですね。



というわけで、結局この文章を書き終わって思ったんですが、
結論として、


「私は宮崎アニメをみるべきではない」


そう思いましたね。
この文章、10人中1人くらいの人にわかってもらえれば、
それで私は満足です。はい。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
コメントは久しぶりになります。ワタシも宮崎アニメがだめな人です。uchi-aさんの感覚と似てるかもしれませんけど、見てると疲れちゃうんですよね。
まあ、ヒット作を作ることを義務付けられてるということは大変なことだと思うんですけど、完成する前からマスコミに「面白いんだぞ」って押しつかられてるような気がしてそれもいやな感じです。
MIGHT
2006/07/23 03:04
アメリカでも「MONTH OF MIYAZAKI」って宮崎月間があるくらいの人気ぶりです。
でも佐藤もまだハウルは一度も観た事も観たいと思った事もなく…。
ジブリ美術館でやってる「メイとこねこバス」はオススメですよ♪
単純に可愛くて癒されました。
ちなみに佐藤妹はハウルを劇場に2回観に行ったクチです。ミーハーめ…。
佐藤
2006/07/23 04:33
ジブリプロデューサーの鈴木さんは凄い人だよ。
ジブリアニメは苦手かもしれないけど、ああいう面白い大人はuchi-aも好きだと思うよ。
なんて、あんまり関係ないか。
さおり
2006/07/23 08:56
MIGHTさん、どうもです!
ありゃりゃ、MIGHTさんもダメなのですね(笑)
「面白いんだぞ」というか、もはやブランド化してますよね。
そういう意味では、大衆の心をマクロ的につかむことに関しては、
相当才能がある人たちだと思います。
uchi-a
2006/07/23 23:20
佐藤さん、どうもです!
『トトロ』は素晴らしいですね。
私の中での宮崎アニメは、『トトロ』が際立ってよくて、
あとは別にスルー気味でしょうか。
次は頑張って、『千と千尋』を見ようかな(笑)
uchi-a
2006/07/23 23:23
さおりさん、どうも。
鈴木さんかぁ。聞いたことあるようなないような。
今ちらっと調べてみたら、
『ほぼ日刊イトイ新聞』で糸井重里と対談してました。
今度ちゃんと読んで見たいと思います。
uchi-a
2006/07/23 23:27

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