uchi-aぶろぐ

アクセスカウンタ

zoom RSS 『珈琲時光』

<<   作成日時 : 2006/11/24 23:31   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 7

画像一青窈の『ハナミズキ』という曲について、
以前記事にしたところ、
一ヶ月、二ヶ月と経過するうちに、
グングンアクセス数が伸びて驚きました。
おそらく私がこれまで書いてきた記事の中で、
今だに一番のアクセス数だと思います。
記事に対するコメントも、ほかの記事へのコメントとはちょっと違うコメントが多くて、
すごく驚いています。
『ハナミズキ』という曲の力はすごいなぁと思っています。


というわけで、私は一青窈好きでして、
よくライブにも行ったりしてるんですが、
このたび、来月3日によみうりランドで、
無料ライブが行われることになったんですよ!
過去のヒット曲・『大家』の歌詞にも登場するよみうりランド、
当日、遊園地自体も入場無料だそうです。
ちょっと遠いですが行こうかなぁと思ってます。
行ったことないですけどもね、よみうりランドは。
どれくらいの遠さか、まだあまり実感がないですけども。
たぶんきっと相当遠いんでしょうな。
知らない駅とかばんばん通過するんでしょうな。
そして、さぞ『よみうり』なんでしょうな。
右を向いても左を向いてもコボちゃんサンワリ君だらけなんでしょうな。


そんな中先日、新聞のラテ欄を見ていたら、
TBSの深夜に一青窈がかつて主演した映画・『珈琲時光』を発見。
もちろん録画して見ることにしました。
しかしその日は、夜に『世界バレー』の中継があって、
それが延長して予定の時間より遅れての放送。
しかししかし、そのへんはソツのない私ですから、
携帯で時間帯変更情報をソツなくチェックし、
そしてソツなくタイマー録画をしてやりましたよ。
もちろん全く問題なく録画に成功しましたよ。
どうですか、このソツのなさ。
本当にソツがないですよ。私は。




で、「ソツ」ってなんですか?




さてこの映画、
故小津安二郎監督生誕100周年記念として作られた作品なんですが、
監督は日本人じゃなく、小津作品のファンであるという、
台湾の映像作家・ホウ・シャオシェンが監督です。
やっぱりどことなく、アジアの香りのする作品に仕上がっておりました。
そして同時に、映画全体に漂う実に淡々とした時の流れは、
小津作品へのオマージュを感じます。




小津作品、全然見たことないんだけどね。













あと、
「ソツ」ってなんですか?









フリーライター・陽子(一青窈)は、神保町の古本屋街で資料を集めている。
資料を集めるうち、古書店の店主・肇(浅野忠信)と親しくなっていた。
そんな折、台湾から帰国した陽子は、
お墓参りのため里帰りした実家で両親(小林稔持・余貴美子)に、
自分が台湾にいる彼氏との間の子供を妊娠していることを打ち明ける。
しかし陽子は結婚はせず、一人で育てると言う。




ストーリーとしてはこれだけです。
おそらくこの映画を観た方はおわかりだと思いますが、
これ以上特に書くことがないです。
なんせこれ以上の進展はないですから。
ネタバレといえばネタバレですね。この6行でも。
「どんな話?」と聞かれたら、これしか言えないです。
この先に、「あ、これ以上は言えない!!」なんて部分も、
まったくないですしね。ええ。
でも、いい映画だと思いましたよ。
全体の雰囲気がいいんです。
というか雰囲気だけの映画です。いい意味で。


主演の一青窈ですが、彼女も含めて、
画像共演の浅野忠信や、ちらっと出てる萩原聖人なんかも、
基本的にみんな、セリフも少なめで、
ほとんど演技らしい演技をしてないかもしれないです。
それも演技なんですけどね。
おそらく『誰も知らない』のように、ドキュメントタッチというか、
監督さんはストーリーの設定とポイントだけを役者さんに渡して、
あとのトークはおまかせみたいな撮り方をしたんでしょうね。
このへんは好き嫌いがとても分かれるところだと思いますが、
私は結構好きなので、気持ちよく見ることができました。
こうなってくると、逆に小林稔持の演技が、
普通なら臭くもないのに、臭く見えてしまうくらいです。


というわけで、とにかく雰囲気を味わう映画なんです。
そうですね、なんと言ったらいいんでしょうか。
例えばレストランで、料理の味とか云々じゃなく、
その店の雰囲気とか装飾とか、そっちがいいレストランというか、
そんな感じの映画なんです。
まぁつまりは、メイド喫茶的なことですよ。設定としては。
全然違いますけどね。全然秋葉ってないですけど。


で、秋葉で思い出しましたけど、
とにかくこの映画、全体に電車や駅のシーンが多いです。
監督さんとしては、東京=電車のイメージなのかもしれませんね。
確かに夜間人口が少ない東京都心ですから、
やっぱり電車って、結構大きい存在だと思いますし。


画像覚えてる限りでは、もちろん古本屋のシーンが多いんで、
御茶ノ水とかがよく出てきます。
それであと高円寺新宿という中央線沿線。
山手線目黒とか有楽町とか秋葉原とか、
都電荒川線もよく出てきます。
他にも里帰りの時に高崎線乗ったり、
あと驚いたのは、取材のシーンでなんと洗足池に行ってるんです!
すんごい個人的なんですけども、
洗足池は東急池上線ユーザーとしてはかなりな地元なのでビックリしました。
そもそも御茶ノ水も、私が通っていた大学が御茶ノ水だったので、
日常的に使っていた駅だったんで、すごく懐かしかったですね。
そんな前じゃないですけどね。懐かしかったです。
神田川を下にして、総武線と丸の内線がクロスするとことか、
マニアックですけどノスタルジーでした。


なので、すごく親近感を感じましたね。はい。
ただそうなってくると、
私のように身近に感じるポイントがない人が観た時に、
例えば関西の人とかが見た時に、
果たしてこの映画をどう思うのかがかなり謎です。
あるいは例え関東以外の人でも、
電車とかそういうのが好きだったり、
電車が生活に密接している人ならいいんですけど、
「普段車移動です」とか、「普段馬車で移動してます」とか、
「普段は私、ケンカ神輿移動です」みたいな人が見た時に、
この映画を楽しめるのかどうか、ちょっと疑問に思いますね。


ちなみに浅野忠信演じる古書店のも、
実は電車の音(アナウンス、ベルなど)のマニアだったりして、
とにかく電車電車、電車押しの映画なんです。
この点をみなさんどう思うのかが気になりますね。
ただ私の場合、電車自体も、
マニアとかではなくそんな嫌いじゃないですし、
電車って都会の雑踏の象徴である気がしてるので、
いいなぁと思うんですけどねぇ。
でも人によってはこの映画を観て、

「なんだこりゃ。こんなの、
関口宏の息子にやらせときゃいいじゃん」


的な意見を持つ人も、
きっと多いだろうなぁと思いながら見てましたよ。
あるいは阿藤快とかね。
下車するのしないのって言ってね。


あ、あの番組で阿藤さんが、
うっかり電車で寝ちゃったら面白いですよね。
ナレーションが、

「おやおや阿藤さん、お疲れですか?」

「・・・阿藤さん。阿藤さん。」

「・・・阿藤さん!もう終点ですよ!阿藤さん!」


みたいに慌てて言ったりしてね。
で、結局そのまま「また来週〜」的なね。観てみたいですね。



しかし台湾の監督さんが、どうやって撮ったんでしょうねぇ。こういう映画を。
途中で山手線と京浜東北線の併走の場面とかありましたし。
良いんですけど、台湾の人があの併走の味わいを、
理解することができるんでしょうかね。
謎は深まるばかりです。
ま、いろいろあるんでしょう。


あとこの映画のポイントとしては、
一青窈は基本的に、電車に乗るか、
ご飯食べてるかお茶飲んでるか歩いてるか、
あるいは妊娠してるんで「うー」って苦しんでるかのどれかなので、
仕事面とか今の状況とか、
そういう部分を映像で知ることはなかなかできないんですね。
そのへんのことはすべて、
一青窈のセリフからポロッポロッとこぼれる、
いろんな情報で表現されてます。
なのでちょっと第三者がのぞいてる感覚になるんですけど、
この撮り方も私は嫌いじゃないですね。


例えば携帯で肇としゃべってる時に、
「そうお母さん。いや、生んでくれた方のお母さん・・・。」
と言ってるシーンがあったり。
そもそもライターであることも、
ストーリーの途中で別の古本屋をたずねた時に、
「あの私ライターなんですけど・・・」
的なセリフで初めてわかりますし。
このあたりは、例えば陽子がパソコンに記事をうっている時に、
その記事の画面でも撮って、
そしてちょっと陽子が「ふー。」っと一息ついて、
コーヒーでも飲んで休んでるシーンでも差し込めば、
陽子の職業とかをわからせることは可能なわけで、
たぶんここは監督さんのこだわりでしょうね。私は好きですけど。


画像この手法に関して、個人的に一番好きな場面は、
全然ストーリーにも関係ないんですけど、
萩原聖人が一青窈に、
「傘ありがとう」って言うシーンと、
その後、また萩原聖人とその彼女らしき人が、
萩原が働いてるっぽい天ぷら屋(いもや!)の外でしゃべってる時に、
その彼女が一青窈に、「あ、傘ありがとうございます」っていうところ。
あそこが、何気ないんですが好きですね。
なんかあったんでしょうね。想像するといい感じです。


こんな感じで、雰囲気を感じつつ、
そこからまたいろいろと想像する映画でしたね。
今この記事を書きながら思うと、
この映画で一番大切なポイントって、
「時が流れる」ってことなのかもしれないですね。
だからこそ、仕事のこととかもさらっとセリフ一言ですませちゃうし。
「そんなことはともかく、時間は流れているんだよ」って感じだと思います。
取材(インタビュー)しているシーンこそありますけど、
あれもなにか時間を感じさせてくれますし。
こうなると電車の流れというのも、都会の象徴だけでなく、
時間の象徴なのかなって感じもしてきます。
止まって流れて、また止まって流れて、みたいな。
出てくる古本屋や喫茶店とかもレトロだったし、
時間を感じさせてくれます。
(ちなみに映画に出てきた神保町の喫茶店・『エリカ』のマスターは、
 今月14日に亡くなってしまったそうです・・・。)


ただ!
ダメな人にはダメな映画でしょうね。ええ。
観終わって、「こ、これで終わりかい!!」って怒る人もいることでしょう。
公開当時、映画館でそう思ったお客さんも多いはず。
まぁでもそのへんはね、「いろんな映画があるよ」ということでね。
私のように「いいなぁ」と思う人もいるわけですからね。
そんな世の中ですよ。ええ。いろいろなんです。
男もいろいろ、女だっていろいろです。


ちなみにもうひとつちっちゃい見所としては、
一青窈の歩き方が、案外ズカズカしてたところですかね。
もっとすーっと歩くのかと思ったら、
結構ズガズカっと歩いてました。歩道橋とか。
いろいろなところでの彼女の発言を聞くと、
かなりサバサバした女性ではあると思うので、
ある意味イメージ通りではあるんですが。
でもおそらく世の中の大部分の人が彼女に抱くイメージって、
本人のそんなサバサバな部分とはちょっとギャップがある気がするので、
あのズカズカって感じは、ちょっとイメージと違うかも。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
uchi-aさんとのニアミス・・・か?
ここの記事で、uchi-aさんがよみうりランドの一青窈イベントに来ると書かれてます。 ...続きを見る
日記というか何というか・・・
2006/12/06 11:11

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
私も好きな映画です。私は一青窈よりも浅野忠信目当てで
見ちゃったんですけどね。
この映画に登場したカフェ「エリカ」、前に行ってみたんですよ。
おやじさんの美味しい珈琲と、レトロなカフェの雰囲気と、あの映画の雰囲気を味わってきました。
また行きたいと思って先日行ってみたら、マスターなくなって
お店が改装中だったんですよ。これまた、時の流れを感じてしまった出来事でした。
ぴむ
2006/11/25 13:03
ぴむさん、いつもコメントどうもです!
実際にいかれたんですねぇ。
改装中ということは、またオープンするんですかねぇ。
なにより私は一時期あのへんによく行っていたので、
当時行かなかったのがちょっと残念です。
uchi-a
2006/11/27 11:26
こんにちは。
よみうりランドでイベントですか!
私の家から近く、行こうと思えば徒歩でも行けます(^^;

そっかー。uchi-a氏がうちの近くに来るのですね。
何となく楽しみです。
風花
2006/11/27 11:39
風花さん、お久しぶりです!
そんなに家近いんですか!では是非無料なので(笑)
uchi-a
2006/11/27 22:22
近いし無料なんですが、いかんせん育児に忙しく。
でも行けたら行ってみたいと思います。
風花
2006/11/28 12:41
いつアップするのかと思って、楽しみに待ってたよ。
私も好きな感じの映画だったよ。
浅野忠信は後半になると古本の店主ってことを忘れさせられるほど、
電車に没頭しているのが気になってしまったけど。
でも全体的によかったよね。
今度お茶の水ツアーを敢行したいと思います。
参加してくれるのを心待ちにしています。

でも喫茶エリカのマスターがなくなってしまったのが残念だなあ。
さおり
2006/11/28 20:26
さおりさん、どうもです!
待っていたか。待っていると思ったよ。
浅野忠信、なんか不思議な感じだったねぇ。
目黒のあたりで録音していたね。
御茶ノ水ツアー、ぜひ付き合います。
エリカってどのへんにあったんだろうか…。
uchi-a
2006/12/01 23:09

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
『珈琲時光』 uchi-aぶろぐ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる