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zoom RSS 『私の中のもうひとりの私』

<<   作成日時 : 2006/12/25 21:37   >>

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一応明日私、試写会を見に行く予定でございます。
まぁちょっと作品名は言えないんですがね。
本当は全然言えるんですけどね。
でもちょっと作品名は言えないです。
なんか嫌なんで。今言うのが。
まぁでも別に言ってもいいんですけどね。
でも言いません。


それで、まぁ後日そのレビューを書くとして、
おそらくそれが今年のこのブログの、
最後の映画レビューとなると思います。
その前に、今日はさくっと1作品、映画レビューを書きたいと思います。
ね、考えてみれば別に映画関係者でもないのにね。
単なる素人なのにね。偉いもんですよ私も。
「ちょこちょこ映画見たりする」程度の人間なのに。
我が物顔で映画について語りますからね。


本当、ブログって素敵ですね。


さて、最近は最近で、
いろいろDVD借りて見てるんですが、
個人的にそこまでのヒットはなかったので、
あまり映画レビューを書かずにいました。
まぁどれも特別悪いと言うわけではなかったんですが。
一応作品名だけいいますと、
『ステップフォード・ワイフ』、『バスケットボール・ダイアリーズ』、
『アビエイター』、『ライフ・アクアティック』
など。
この中だと、『ステップフォード・ワイフ』がよかったですかね。
ニコール・キッドマンがきれいだったです。
ちょっと緩い感じだったのと、他のベテラン陣のキャスティングもよかったです。


『アビエイター』は長い映画でしたけど、
個人的にはそんなに長くは感じませんでした。
ただちょっと不必要なシーンとかが、映画としてはあったりしたんで、
そのへんが微妙でした。
同じくディカプリオの昔の映画・『バスケットボール・ダイアリーズ』ですが、
基本的には「おくすりは体にも心にもよくないよ」という映画で、
それ以上は特にない映画でした。
ただどちらも、実際の人物が主人公なので、
このあたりはなかなか難しいところなんですけどね。

『ライフ・アクアティック』は、ビル・マーレイやケイト・ブランシェットが出てて、
もっとくだらない映画かなと思っていたら、
意外と大人しめの映画だったので、ちょっと残念でした。


そんな中で、今日紹介する映画なんですが、
この映画に関しては最近見た映画の中でも、
トップクラスに素晴らしい映画でした。
「いやー、やっぱすごいなこの監督は」と思ってしまいましたね。
ということで今日紹介する映画は、
ウッディ・アレン監督作品の、

『私の中のもうひとりの私』

画像











という映画でございます。
知りませんよね、普通の方は。
普通にDJ OZMAに熱狂する毎日を送っているような方には、
絶対知られることのない映画です。
もしDJ OZMAに熱狂する方の中で、
その上にこの映画も好きだという方がいらっしゃるなら、
是非お話を聞いてみたところです。
たぶんいないと思いますけど。


この映画、私の敬愛するウッディ・アレン監督の作品なんですが、
彼の作品はアレン自身が出演するパターンと、
監督に徹するパターンがあって、
こちらはアレンが出ないパターンの映画です。
そしてもうひとつ、アレンは奥さんをヒロインに起用する人で、
これまでダイアン・キートン、ミア・ファローと言った奥さんを、
結婚している間使ってきました。
なので初期はダイアン・キートン作品、中期はミア・ファロー作品
そして最近はいろんなヒロインと言う感じにだいたい分けられるんですが、
こちらはミア・ファロー時代の映画になります。


ということで2×3で全6通りの組み合わせがあるわけですが、
この映画は、『アレンが出ない、ミア・ファロー映画』にカテゴライズされます。
『ノーアレン・ファロー映画』ですね。『ノーアレ・ファロー』なんです。
ちなみにノーアレ・ファロー映画は他だと、
『カイロの紫のバラ』『アリス』なんかもありますね。
どれもなかなか味わい深い作品です。


哲学教授のマリオン(ジーナ・ローランズ)は、50代になり、
本を執筆することになる。
アパートを借り執筆に入るマリオンだったが、
ある時から、隣の部屋からの声が聞こえてくるようになる。
声は、精神科医とカウンセリングを受ける妊婦(ミア・ファロー)の会話。
最初その会話にまったく興味のなかったマリオンだったが、
だんだんその会話が気になってくる。
一方そんな中で、彼女は弟との関係、
夫との関係、そしてかつての親友との関係について、
さまざまな事実を知ることとなる。



というストーリーなんですが、
あらすじを整然と書くのがなかなかむずかしいタイプの作品。
しかし、かと言って難解かと言うとそうではなく、
流れるように話がすすんでいきます。
頭で考えるより、雰囲気とかで感じるタイプの映画です。


最初完璧な人生のように見えたマリオン
彼女の毎日が少しずつ、そして音もなく崩れていきます。
「崩れていく」という表現は、本当は間違ってるんですけどもね。
別になにかが起こっていくと言うわけでもないんで。
全体に静かなテンポで、かつて紹介したアレンの作品に例えると、
『インテリア』を彷彿とさせるような雰囲気なんですが、
それでいて破滅的でもなく、結末は実に穏やか
このバランスが本当に素晴らしいんです。
途中まで真綿でしめられるような感じで行くんですが、
まさか最後の最後であんなにすっきりさせてくれるとは。
さすがウッディ・アレンです。


マリオンは才女でして、一見幸せな生活を送っているんですが、
そんな彼女に対して、身近な人間はいろんな感情を持っていて・・・というのが本筋。
こわいですね。人間不信になりかねないです。
私も思い寄らぬ人に何を思われてるかわかりませんからね。ええ。


ま、私も思いもよらぬことを、
いろんな人に対して思ってたりしますからね。ひっひっひっひっひ。
「ねるねるねるね」は、ひっひっひっひ。
世の中そんなもんですよ。ひっひっひっひ。


で、マリオンはそれにだんだん気づいて行くわけです。
主な原因としては、頭のいい彼女ですから、
あまりにも的確に、すぱっとした意見を言ったり、
行動を取ってしまうところにあるんだと思われます。
本人としてはみんな良かれと思って言ってるというか、
まつたく悪気はないんですけどね。
このへんはウッディ・アレンの考え方がよく出ている気がします。女性に関して。
アレンの映画全般に見られる設定です。


一方、隣の患者さん(ミア・ファロー)なんですが、
基本的にこのマリオンの生活には直接影響を与えるわけではありません。
聞こえてくる会話では「死にたいです」とか言っていて、
途中からマリオンは彼女のことがなんとなく気になっていくんですが、
あくまでストーリーの中ではエッセンスなんです。
ただ、その壁から聞こえてくる会話が、
マリオンの性格や今の気持ちを暗示するような感じで、
このへんが映画全体にBGMっぽくなって、とても効果的でした。
ストーリーテラーってわけでもないんですけど、
あるシーンではミア・ファローが外出するのを見て、
マリオンがふらっとそれを尾行、
その途中で昔のマリオンの親友だった人に会ったりとかして、
映画としても、次に起こる出来事への呼び水的な存在になってます。


そしてこの2人が、この映画の後半でばったり出会うんですが、
ここがなんと言っても、この映画の一番の見所。
画廊で出会った2人は、クリムトの妊婦の絵を前にして、
お互い絵を描いていたことをきっかけに少し話をします。
そしてそのまま食事へ(この時、マリオンは隣人であることは明かさない)。
で、そのあとマリオンが帰宅すると、
しばらくしてミア・ファローが隣にカウンセリングにやってきます。
そこでミア・ファローは、今日会ったこと、
つまり今日マリオンと出会って食事をしたことについて、
精神科医に向かって語るんですが、


その聞こえてくる内容が衝撃なんです。


このシーンは本当にすごい。
いったいミア・ファローがマリオンに関して何を言っているのか、
マリオンを見てどう思っていたのか・・・。
内容はネタバレになるんでちょっと言えないんですが、
本当に見る価値十分のシーンだと思います。
結構容赦ないですから、ミア・ファロー。あんなかわいい声で。


ということでここまで書くと、
とても穏やかな結末が待っているようには思えないですが、
ここからのもって行き方が実に繊細で見事。
「さすがウッディ・アレン、伊達になで肩じゃないな」
と、うなってしまうほどの映画でした。
他にも、ジーン・ハックマンなんかも出ていて、
こちらもなかなかいい味を出してます。
ちなみにウッディ・アレン映画のキャスティングをしている、
ジュリエット・タイラーは、最初に紹介した、
『ステップフォード・ワイフ』のキャスティングディレクターでもあるようです。
奇遇ですね。これは奇遇です。

『「♪タウンワークタウンワーク しごーとしごと」って鼻歌を歌っていたら、
いきなりテレビでそのCMが流れてきた』


くらいの奇遇ですね。ええ。


それにしても、




新垣結衣はかわゆいです。




というわけで、最後に普遍的な結論も出たところで、
とてもいい映画なんで、是非ご覧ください。暇な方は。
でも「どうしてもDJ OZMAが見たいんで」と言うんなら、
私は特に止めないですよ。ええ。

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