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zoom RSS 『マイ・ルーム』。

<<   作成日時 : 2007/01/23 13:31   >>

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今年初の、映画レビュー記事でございます。
記念すべき2007年の最初の作品はこちら。


『マイ・ルーム』
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2007年の今、あえて1996年の映画でスタートしてみたいと思います。
なんせね、ツタヤの旧作半額クーポンを駆使したもんで。
本当は『ブロークン・フラワーズ』とか見たかったんですが、
まだ新作扱いだったので挫折しました。
すいません、ケチケチ少年で。数百円をケチって。申し訳ないですね。
そのくせ、ポーンといきなり映画のDVDとかは買ったりするくせにね。
しかもそのDVDを封を開けずに放置してたりするのにね。
まぁ、その程度の人間ですよ。一貫性のない。
そんな感じの人間ですよ。


はい、そんな感じで、みなさん適度に滅入ったところで、
『マイ・ルーム』について語りたいと思います。
この映画、ひとまず主役は3人?なんでしょうかね。
とりあえずポスターにどどーんと出ているのは、
レオナルド・ディカプリオ、ダイアン・キートン、
そしてメリル・ストリープという超大物たちが出てます。
11年前の作品ですから、まだディカプリオなんか細くて折れちゃいそうな頃で、
今みたいなぷっくり加減ではございません。
まぁ今も今で、なかなか味わいどころがあるわけですけどね。
とにかく当時のディカプリオと言ったら、
チェッカーズの曲が似合いそうな、そんなギザギザ加減でした。


さらに名女優である、メリル・ストリープとダイアン・キートン。
この2人が抜群の存在感を発揮してまして、
結論からいいますと、かなりよかったです。
ただいろんなネットの映画サイトを見ると、
総じてこの映画に対して評価が辛いのが気になります。
まぁ所詮私は、買ったDVDの封も開けないような男なので、
そんな私の意見よりみなさんの評価の方が、
よっぽど正しいんでしょーけどね。はははん。
まぁいいですいいです。
私はだまって待合室でBOSSでも飲んでますから。はいはい。
なにを待っているかは言えませんけど。というかノープランですけど。
なんか雰囲気的に「待合室でBOSS」な気持ちだったんで。


美容師をめざす2児の母・リー(メリル・ストリープ)。
家庭をあまりかえりみないリーは、
反抗的な長男のハンク(レオナルド・ディカプリオ)といつもぶつかりあっていた。
ある日彼女の仕事中にハンクは、
住んでいた家にリーの写真ごと火をつけ、燃やしてしまう。
まだ未成年だったハンクは、その後施設に入れられ、
家を失ったリーともう1人の息子チャーリーは修道院に身を寄せる。
そこに一本の電話が。
20年来音信普通だった、姉のベッシー(ダイアン・キートン)からだった。
寝たきりの父と叔母の看病に終われる毎日だったベッシーは、
突如白血病に冒され、骨髄移植が必要になったのだ。
リーと2人の息子はベッシーの家へ向かい、
骨髄の検査を受けに行くのだが。



「白血病」というテーマと、なにか見るからに泣けそうなパッケージから、
大号泣映画を想像して借りました。
あんまり泣きたい気分でもなかったんですけどね。
ただ私の愛するダイアン・キートンに、
メリルとディカプリオまで出ていると言うので、
前から、「いつかは見なければならない。それが私の使命。」と、
いつもツタヤの中でつぶやいていたので、
この際この半額を契機に、思い切って借りて見ました。


そしたら、やっぱり泣きましたね。いろいろ印象的なシーンが多くて。
分かり合えないディカプリオとメリル親子
そして疎遠だったメリルとダイアン・キートン姉妹
この2組がダイアンの病気をきっかけに、心が通いだしていくと言うか、
まぁ一概にそうとも言い切れない部分もあるんですけど、
とにかく考え方に変化が生まれてきます。
静かに、ゆっくりとですが。


他の映画ファンのコメントをいろんなところで見てみると、
だいたい、「これだけの役者をそろえておいて」とか、
「終わり方が納得いかない」とか、そういう意見が多かったですが、
私はほとんど文句ないと思います。
確かに「映画」って感じの盛り上がりとか、
感動とか号泣とか、そういうヤマみたいのはあんまりないのですが、
逆にそれが本当に現実的で、終わり方なんかも悪くないと思います。
詳しくは言えませんが、なにか終わりであって終わりじゃないような、
そんなラストでした。


このエンドレスな感じというか、解決してない感じが、
私としてはかなり現実的で、逆に苦しさを感じて、
それがよかったんだと思います。
テーマも病気、介護、親子と重いテーマでもあり、
こういう難しい問題に、無理矢理結末を求めるのもどうかと思いますし。
要はこの映画になにを求めるかが問題で、
おそらくこの映画を批判する人は、
もっと映画映画したものを期待して観たんだと思いますね。
ハッピーエンドなり、悲しい結末だったりとか。
でもこの映画の主題は、そんなことじゃないような感じがしました。
むしろ、そういういろいろな結末を想像するというか、
「この後どうなるのか」を考えるタイプの映画だと思います。


と、とても重苦しいような内容なんですが、
そんな中で、随所随所に見せるダイアン・キートンの笑顔が、
ものすごくチャーミングなんですね。相変わらず。
当時50歳くらいかと思うんですけど、
本当に魅力的なんです。(なんせ今でもチャーミング。)
永遠ですね、彼女のスマイルは。
ちょうどメリル・ストリープが嫌な感じの女性を演じているので、
それと対極になって、余計天使のように見えます。
でもただ天使なんじゃなくて、ちゃんと「女」でもあるんですけどね。しっかりと。
ダイアン・キートンってアレンの映画とかなどでいろんな役をやってきましたけど、
どの役を見ても、ちゃんと「女」を感じれるんですよね。
どんなバカなコメディーでも。
コメディエンヌではあるんですけど、そこがすごいと思います。
ちなみにキアヌとはどうなったんでしょうかね。気になります。
まぁなにもないんでしょうけど。


そのメリル・ストリープは、本当に嫌な感じの女性。
でもそんな役をやりきってしまう彼女もすごいです。
禁煙の部屋でタバコ吸っちゃったり、
自分の人生のことばかり考えてばかりで、
母親としてどうなの?って感じの役なんですけど、
なんかそのへんもなぜか同情して見てしまうところに、
彼女のすごさがあります。
ちょっとそのへんの自己中心的な言動についての心理描写が、
もう少し欲しかったかなぁとも思いますが、
そのへんは『メリル・ストリープ』という存在(顔とか、髪の毛とか)だけで、
すべてを語れてしまうような気がして、十分な気がします。


ディカプリオは、ここでも青臭い少年を演じています。
大物女優2人にはさまれる感じのポジションです。
もうこういうディカプリオは天下一品ですね。
個人的にディカプリオって、
「主役じゃない方が味が出る」みたいな考えなので、
ちょうどこの位置はぴったりだと思います。
印象的なシーンは、ダイアン・キートンとの浜辺のドライブでしょうか。
あのシーンでのダイアン・キートンの楽しそうな顔は心に残ります。
どの映画でも、彼女の笑い方っていつも本当に楽しそうなんですよね。
あの笑い方はもちろんコメディでも効きますし、
逆にシリアスでもすんごい力を発揮します。


あと、放射線治療の影響でベッシーの髪がぬけてしまって、
かわりにかぶっていたカツラを、
美容師であるリーがカットするシーン。ここも印象的です。
離れていた姉妹の心が、また近づくシーンです。
ただ映画全般を通じて、さっきも言ったように、
ちょっとリーの心理描写が甘いので、
そのへんはこの場面でもちょっとつかみにくい部分もありましたが。
でも案外そんなものなのかもしれません。人間の気持ちなんて。
その場その場で気持ちがころころ変わったり。
「Bもいいな」と思いはじめたけど、やっぱり「本心はA」だったりとか。
そうとらえれば、このリーという女性の行動もわかる気がします。


だとしたらあのラストは相当深いラストシーンになると思います。
あのゴールのない感じが。
そして残るのは、「この後、この家族はどうなっていくのか」ということ。
そう考えると、この映画の主役をあえて一人にしぼるなら、
この映画の主役はメリル・ストリープ演じるリーなんだと思います。
「この家族はどうなるのか」=「これからリーはどうするのか」だとも思うんで。
それを考えるための映画なんじゃないでしょうかね。
そうだとしたら、安易な結末があってはいけない気もしてきます。


などといろいろ書いていくうちに、
自分でもまたこの映画に関して見方がかわってきた気がします。
最初ダイアン・キートンの映画だと思ってましたけど。
ちなみにこの映画ではベッシーの担当医役で、
製作のロバート・デ・ニーロが登場します。
本筋にはあまりかかわってきませんけど。
でも個人的にはこの映画に関して、
デ・ニーロはまったく出なくてよかったと思います。
なんかちょっとおまぬけな描写も前半でありましたが、
それもまったく必要ないと思います。
出たかったんですかねぇ。どうだったんですかねぇ。
やっぱり「出・ニーロ」だからなんですかねぇ。
おっと、出てしまいましたね。誰も得しないダジャレが
言う側にも言われる側にも、なんの得もないダジャレが出ましたね。
おまけにDVDの封すら開けませんから。困ったことです。


そんな感じで、私はとてもよかったと思います。この映画。
話の筋だけならすんごい重い話なんですが、
その中にも姉妹の叔母さんの明るさもあって、
構えずにさらっと観ることができました。
その中でダイアン・キートンの笑顔がすごく印象的でしたね。
「今日のMVP」って感じです。


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反抗的素行を続ける17歳の少年ハンク(レオナルド・ディカプリオ)に手を焼いている母親リー(メリル・ストリープ)は、20年ぶりに姉ベッシー(ダイアン・キートン)からの手紙を受け取った。長年父(ヒューム・クローニン)と伯母(グウェン・ヴァードン)の面倒を看てきたベッシーは、現在白血病に冒され、親族からの骨髄移植を望んでいるという。リーはハンクを連れて、久々に故郷へと戻るのだが…。 ロバート・デ・ニーロが製作し、医者役で出演もしているヒューマン・ドラマ。姉と妹の絆の修復や、その姉によってさ... ...続きを見る
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2007/02/22 13:12

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