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zoom RSS 『かもめ食堂』

<<   作成日時 : 2007/04/23 11:52   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 4

画像「観る前にいろいろと想像して、
実際観てみたら想像と違った」

っていうことは、映画を観るにあたって、
日常的によくあることですけど、
今回のこの映画は、まったくそれがなかったです。
「きっとこんな感じでこんなテイストの映画だろう」と、
いろいろとイメージしてたんですけど、
実際観てみたら、やっぱりそんな感じでした。
その映画とは、


『かもめ食堂』。


言い換えれば『予想通りの映画』でした。
でもこういう『予想通り』って言葉って、
映画に関してはたいていネガティブに聞こえてしまうと思います。
「だと思った」的な。「言うと思った」的な。
でもこの映画に関しては、まったくそういう意味を含まない『予想通り』さです。
『これを期待して行ったら、
ちゃんとその注文通りにきっちりそれを出してくれた』

みたいな感じですかね。
スタバです。スタバの注文のようなもんです。
「フラペチーノのホイップ少な目」を要求して、
そのまま「いい感じのホイップ少な目」で出してくれた感じがありますね。


でもそこで店員に勝手にアレンジされて、
「でも絶対こっちの方が美味しいんでー!!」とか言われて、
たとえそれで美味しくなったとしても、なんか嫌ですよね。
つまりはそういうことですよ。ええ。
上からスコーンとか乗せられたら嫌だって話です。
全然関係ないですけどね。


フィンランドで女一人、食堂・『かもめ食堂』をオープンしたカズエさん(小林聡美)。
しかし開店してもなかなかお客さんは現れず。
ある日現れた、日本かぶれしたフィンランド人青年・トンミ・ヒルトネンが、
『かもめ食堂』の最初のお客さん。
しかしそれ以降も来る客はトンミ・ヒルトネンだけ。
しかも記念すべき最初のお客なので、ずっとコーヒーはタダ。
そんな時、ヒルトネンの日本かぶれのおかげで、
ひょんなことからフィンランドにふらっとやってきていた、
日本人女性・ミドリ(片桐はいり)と出会うことに。
そのまま食堂を手伝うことになったミドリ。
すると今度はそこに、旅行者らしき女性・マサコ(もたいまさこ)がやってきて…。



で、またさっきの『予想通り』の話に戻りますけど、
例えばこれがサスペンス映画とか、スペクタクルとかの場合だと、
『予想通り』ってあまり良くないと思うんですが、
この『かもめ食堂』のような「雰囲気で感じる」タイプの映画の場合、
むしろその『予想通り』がすごく気持ちよかったりするんだと思うんですよね。
「なんかふわっとした感じの映画が観たいなぁ」と思って、
こないだDVD借りたわけですけど、
実際そんな感じのふわっとした映画でした。
プリンで例えるなら、おそらくpastelのなめらかプリンと言った感じでしょう。
そんな気持ちにさせてくれる、そんななめらか映画でした。


ちなみに私、最近邦画アレルギーでして、
ヒットしている邦画は、みんなあまり観たくない感じなんです。
なんだか「商い」の匂いがしましてね。
でもこの映画にはそんな匂いもあまりしなかったし、
なによりこのキャスティングにひかれました。




小林聡美にもたいまさこ&片桐はいり。



『やっぱり猫が好き』ですよ。あと室井滋さえ揃えば。
でも室井滋が片桐はいりになったところで、
まつたく戦力ダウンにはなりませんからね。ええ。
阪神としても今年井川が抜けましたけども、
かわりに新人の小嶋が頑張ってますから大丈夫ですからね。
同じですよね。ええ。構造としては。
片桐はいりが加入するんなら大丈夫ですよ。
もしこれがかわりに、片桐はいりじゃなくて、
ジャック・ニコルソンだったら、それは話が変わってきますけど、
片桐はいりですからね。無問題です。ええ。


とにかくいいんです、この3人の会話というか、間が。
特に小林聡美はいいです。
基本的にこの3人ってみんな素性がで、
終始ずっとのままなんですけど、
その中でもこの小林聡美が一番謎だと思います。
もたいまさこも謎は謎なんですけど。


なにかを悟っているような笑顔。
でもそれでいて、家で合気道とかやってたりするし。
お客さんが来なくてもあんまり動じてないし。
「その余裕はどこから発生しているんだろう、お金はどうしてるんだろう」とか。
そういう点でも謎です。
そして強い意志がありそう、でもかといって頑固ではない感じ。
「日本の食堂をやっていくぞ」というコンセプトなのに、
ふらっとシナモンロールとかも作りますし。とにかく謎です。
3人の中では、一番人間っぽくない感じもしますけど、
でも「一緒にいたい」って思ってしまうんですよね、カズエさんは。それが不思議です。
ちなみに片桐はいりは逆に人間っぽいですね。謎ではありますけど。
あと個人的には、もたいまさこの役名がそのまま「マサコ」なのが、少しツボです


で、そんな3人のもとに、トンミを含めて、
いろんなフィンランドの人が現れるんですけど、
その描写や、やりとりが楽しいです。
最初、「なにこの店?」と指差して笑い合っていたおばさん3人組とか、
店の中をじっと睨んでくるおばさんとか。
特に爆発的な騒動が起こるわけでもないんですけど、
いろいろなエピソードが、ゆっくり時間が流れていく中に、
ポツンポツンと水滴が落ちる感じで起きて、それがすごくいいんです。
フィンランドという国のイメージもあるんだと思いますけどね。
もっと激流のような都会的な国が舞台なら、
こんな水滴程度のエピソードじゃかき消されて映画にならないんでしょうけど、
やっぱりフィンランドっていうところがいいんだと思います。ええ。



ま、行ったことないですけどね、フィンランドなんかに。



私の知ってる有名なフィンランド人なんか、
F1ドライバースキーのジャンプの選手くらいですしね。
F1ドライバーだと、ミカ・ハッキネン、ミカ・サロ、キミ・ライコネンとか。
ちなみにミカとキミは、相当な皮肉屋です。
インタビューとかでいつも彼らは、「どうせ僕なんか」的な発言が多いです。
あとちょっと勝ち運がないです、彼らは。
なので私の中では、『フィンランド人=皮肉屋&運がない』のイメージが、
勝手についてしまってます。申し訳ないですね。
実際はいろんなフィンランド人がいることでしょう。



他だと個人的には、チラッと来ていた、
なんかいい感じの中年夫婦とか好きでしたね。
かなり細かい部分なんですけど。
特にセリフもなくて、あまり本筋とも関係ないんですが、
よく観ると、最初に来た時と最後に来た時で、
また違う設定でお店に来てたりしてまして。
まぁ、別にそんなチェックしなくていいとこなんですけどね。
このポイントを見て、わざわざ「いいなぁ」なんて思うのは、
私だけかもしれないんですけど。
でも映像の細かいところとかがつい気になってしまう私としては、
この夫婦の感じが、すごくあたたかく感じられました。


この店に来店するまでの、
お客さんそれぞれの過程を想像したらあったかくなります。
「じゃあまたあそこ行こうか!」とか。
「あそこ美味しいから、今度一緒に行こうよ!」とか。
そういう会話が、実はそれぞれ見えないところでなされていて、
それでみんなたまたま、今日この時間にこの店にやってきた・・・、
って考えて見てみると、すごく楽しくなります。
余計な想像だと思うんですけどね、これもまた。
「もっとふらっと観ろよ」って話なんでしょうけどね。ええ。
でも、それが楽しかったです。私は。


そんな感じで、スローな映画をみなさんご想像でしょうけど、
実際本当にスローな映画なので、
この映画を観たいと思っている人には、
「観て損はない映画だよ。」と、笑顔で言ってあげたいと思います。
「君の友達のあの人、やさしそうな人だよね〜」って友達に聞かれて、
「うん、やさしいよ〜。」って言う感じのノリで。


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
パスコの食パンのCMに、「かもめ食堂」のキッチンがまま使われてますよね。
あのCMを観てると食パンよりもシナモンロールかおにぎりが食べたくなります。
キョウコ
2007/04/23 13:20
キョウコさん、どうもです!
あ、そうだったんですか!?見たことないです!
と思って今見てみたんですけど、
映画を思い出して思わずニヤニヤしてしまいました☆
おにぎり食べたいですよねぇ(笑)
uchi-a
2007/04/23 23:24
こんにちは。私は「かもめ食堂」を見て、おにぎりではなくてシナモンロールが食べたくなった派です。
そしたら友達がシナモンロールを作ってくれました。
ちなみに私のツボは、「なぜかもたいさんが着て似合ってしまうマリメッコの服」でした。恐らくマリメッコのターゲットはもたいさんのような人ではないと思うんですけども・・・これも「フィンランドだから」でしょうか・・・?
ataha
URL
2007/04/26 10:27
atahaさん、いつもコメントどうもです!
シナモンロール、おいしそうでしたよね☆
あのもたいさんの服はマリメッコというものなんですか!?
ひとまずすごい似合っていましたよね(笑)
なんか「もたいさんが作った服では?」と、
思ってしまうくらいの勢いでした。
uchi-a
2007/05/02 20:28

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