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zoom RSS 『チャップリンの殺人狂時代』

<<   作成日時 : 2007/07/31 12:37   >>

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だいぶ前に本屋の500円DVDコーナーで見つけて、
チャップリンの映画を5本購入しました。
しかし・・・、ほとんど見ずにそのまま放置。
まるで、金に物を言わせて大量に良い選手を獲得しては、
それらの選手をみな2軍で腐らせてしまっている、
某球団
のようではないですか。
いけません。このままではいけませんよ。
貴重な宝をこのまま腐らせてしまうのはダメです。
そんな心意気で先日時間があったので、
その時買ったDVDを見てやりました。
そうです。いけないんです。ちゃんと試合に出さないと。
ちゃんと小関も試合に出してあげないといけないんですよ。ええ。
いいバッティングするんですから。ええ。
こないだホームラン打ちましたし。ええ。
でも二岡に代打で出すほどじゃないとは思いますけど。ええ。


ということで、今回見たチャップリン作品は、


『チャップリンの殺人狂時代』。

画像












あの映画史に残る、
<strong>「1人殺せば殺人者だが、100万人殺せば英雄になる」
の名台詞が飛び出した名作ですね。
あと、
「1曲ヒットすれば、13章までひっぱれる。by 高橋ジョージ」
の名台詞が飛び出した名作ですね。
これを見てみました。


ちなみに私、子供の頃からなんとなくチャップリン好きで、
よく某公共放送の深夜で昔やってたチャップリン特集をよく見てたので、
この映画も実は今回初めて見たわけではありませんでした。
でもまぁ、ほぼ初めて見たいなもんですね。
だって当時小学校入ってすぐぐらいでしたから。
そんな年でわかるわけないですよ。この映画のテーマなんか。
でも断片的に覚えてるシーンとかもあって、
そのへんがなんだか面白かったです。


30年間、まじめに働き続けた銀行員・ベルドウ。
しかし時代は世界不景気の真っ只中。
ベルドウはあっけなく職をおわれる。
新たな仕事を探してもそんなものはなく、
足が不自由な妻と息子を持つベルドウが選んだ「ビジネス」は、
金持ちの女を誘惑して殺害し、その保険金奪うことだった。
巧みな言葉で同時に複数の女の夫となっては、
次々に妻たちを殺害していった。
そして奪った金は、株に投資されたのだが・・・。




まぁこのあらすじ読んでわかる通り、
このストーリーをすべて把握できるわけがありません。小学生の子供が。
そんな子供がいたら嫌です。友達になりたくないです。
一緒にマリオブラザーズ(スーパーじゃない方)とかもやりたくないです。
なにされるかわかりませんから。
下の段からジャンプして押されて、
敵をぶつけられないですから。


この映画、簡単にまとめると、
当時の時代背景(世界的な恐慌・独裁者)を、
いい意味でも悪い意味でもチャップリンらしく表現している映画と言えると思います。
いい意味と言うのは、映画そのものとしての面白さと言うか、
重いテーマでありながらチャップリンらしく、
コミカルなシーンをおりまぜて楽しめるところ。
逆に悪いところと言うのは、政治・社会などに対して説教くさくなるところ。
言ってることは共感できるんですけどね。
とにかくチャップリンらしい映画ではあると思います。


この映画、他のチャップリン映画に比べると、
やはり「保険金殺人」の話なので、サスペンス度が高いです。
なので結構見ていてドキドキするシーンも多いんですが、
その本筋に絡める笑いがうまいです。
ターゲットであるセレブな女(アナベラ)が、
猛烈に悪運が強くてなかなか殺せなかったり。
後半その女と湖でボート漕いでるシーンなんか面白いです。
当時、結構ミドルエイジになって、
髪も白髪になって「放浪紳士・チャーリー」ではなくなっていたチャップリンですが、
随所随所に見せるあの何かをごまかす時の笑顔は、
初期のチャーリーを彷彿とさせます。


これだけなら単純にサスペンスコメディと言ったところなんですが、
でも基本的には、やはりチャップリンの哲学が前面に出た映画といえます。
コメディやサスペンスはあるけど、でもそれで本当に表現したいのは、
自分の政治的・哲学的な思い・・・みたいな。
私はコメディならコメディに徹してほしいなと思うタイプで、
例えばこないだ見た松ちゃんの『大日本人』の後半の、
日本対アメリカみたいな描写とかも好きではないんですね。
だからこの映画の最後の方とかも、ちょっと残念でした。
途中までのサスペンスコメディっぷりがすごくよかっただけに、
余計にそう思ってしまいました。
まぁ当時の時代からしたらしょうがないんでしょうけどね。
現実にチャップリンのこういう映画が世界情勢に与えた影響と言うか、
20世紀の世界の歴史からしても小さくないとは思いますし。
でもコメディを崇拝する人間としては、
ちょっと「笑いを利用されてる」感じもして、微妙な気持ちになりました。


最終的に、ベルドウは「社会の被害者」みたいに描かれていて、
そのへんもちょっと複雑な感じです。
時々ベルドウがチラリと見せる優しさとか、
「ね、本当はいい人なんですよ。」って言われてるような気がします。
でも私としては、

「わかるよ。君の気持ちもわかるんだけどね。でも・・・やっぱダメだよそりゃ。」

という感じですね。
ただこれはあくまで、現在のような平和な日本で、
のほほんと暮らしている人間ら見た感覚だからでしょうけど。



でも私からしたら、もしそういうことが言いたいのであれば、
私は『独裁者』みたいな感じの方が好きですね。
好きと言うか、「そうあるべき」と言うか。
『独裁者』って、タイトルはもちろん、
最後の有名な演説のシーンも、
真正面から主張してる感じがしますし。
真正面から来られると考えやすいし、
受け取る側も否定も肯定もしやすくなると思うんです。
でも『殺人狂時代』の場合は、サスペンスもコメディもうますぎて、
それにイデオロギーとかうまいこと混ぜられると、
すーっと自然に頭に入って来ちゃう感じがするんです。
サブリミナルみたいなシステムで。
それってちょっと危険な気がするんですよね。
すごくむずかしいテーマだと思うんで、余計にそう思ってしまいました。
あと映画って最後に、

「こうなのであった。完。」

みたいに、壮大な音楽とかつけて断言されると、
それで終わってしまうものなので、そのへんも怖いと思います。



でもさっきも言いましたけど、
基本的に私はチャップリンの言うことは理解できるんですけどね。ええ。



というわけで、映画としては非常に質の高い映画で、
「さすが」と思わせる映画でございます。
笑える部分もいろいろありますし。
でもその「さすが」な部分に、若干怖さを感じた作品でもありました。
そんな感じで、まだ見てないチャップリンのDVDは、
『モダンタイムス』『独裁者』『殺人狂時代』と見たので、あと2本です。
次の出場はいつになるのやら。

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