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zoom RSS 『勝手にしやがれ』

<<   作成日時 : 2005/09/26 23:37   >>

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昨日から風邪気味です。
なんか急に寒くなって体がついていきません。
仕方ないので昨日はボクシングを見ながら、
体を温める意味を込めてシャドーボクシングに興じていたんですが、
結果として逆効果だった模様で、
疲れたせいか抵抗力は落ちるわ、
軽く筋肉痛になるわで踏んだり蹴ったりでした。
もうねぇ、勝手にしやがれって感じですよ。

ということで今日は、映画『勝手にしやがれ』について。


どうですか、この流れるような話の展開。
さすが二年目に突入して、
トークに無駄がないですね。
多少無理はありますけど。


風邪気味なのもあって、見たい映画もあったのですが、
家でおとなしく体育座りしながらDVDで見ました。
『勝手にしやがれ』は、1959年のフランス作品。
監督は、「ヌーベルバーグ(新しい波)」の代名詞である、
ジャン・リュック・ゴダール。
いつもこの名前を聞くと思うんですけど、
実にアーティスティックな名前ですね。
マイケル・ホイとは大違いです。


なんとこの映画、原案は『大人は判ってくれない』のフランソワ・トリュフォー。
役者はジャン・ポール・ベルモンドにジーン・セバーグ。
豪華なラインナップで、まさに当時のフランス映画の象徴と言える作品です。
教科書ですね、教科書。
「世界史B」ぐらいの教科書加減です。


「グレゴリウス」とか「ルイ」とか多すぎて、なにがなんだかわかんないんだよ!!!(←日本史専攻)


ジャン・ポール・ベルモンド演じるミシェルはいわゆるチンピラ。
車盗んだのを白バイに見つかって、その警官を射殺してしまいます。
ミシェルはそのまま、行く先々で金や車を盗んだりしながら、
ジーン・セバーグ演じるパトリシアを連れまわします。
ソルボンヌ大学に通うアメリカ人留学生・パトリシアは、
奔放なミシェルに微妙に惹かれてついて行きますが、
徐々に彼らの背後には警察が近づいてきます。


ジャン・ポール・ベルモンドは実にくせのある顔してます。かっこいいです。
ちなみに息子は元F1レーサーのポール・ベルモンド。
92年にマーチに乗って、カール・ヴェンドリンガーのチームメイトでした。
ハンガリーで姿を消しました。
(このへん、F1ファン以外無視の独り言です。)
ポール・ベルモンドはその後、セナの伝記映画のセナ役に名前が挙がってました。
確かにちょっと似てました。
ジャン・ポール・ベルモンドもセナに似てますね。


ストーリーとしては惰性惰性で流れていきます。
ミシェルは奔放な男のくせに、
パトリシアのことがすごく気になるらしく、
あれこれ聞きます。
「アメリカでは何人の男と寝た?」とか、
「あの男に会うのか?」とか。
「服を脱げ」を連発するし。
一歩間違えれば飛んだ束縛野郎ですごいウザイ感じですが、
でもなんとなく憎めない。見ようによってはかわいいです。
一方パトリシアはしっかり者な感じもしますが、
逆にミシェルのそんなところに惹かれていったのでしょう。


この映画は当時の若者の中で流行ったようですが、
この理由は、そのファッション性と自由、そして音楽でしょう。
「セシルカット」のジーン・セバーグのキュートさと、
行き当たりばったりで経過する展開。
そしてそれらを彩る音楽。
それらに加えて、非現実的で社会のタブーをあっさりとやってのけてしまうミシェルの姿が、
気持ちよくておしゃれだったのかも。(優等生が不良に憧れる感じ?設定が古い?)
ただ本来は、ゴダールらしくクセの強い作品だと思います。


ちなみにセシルカットとは、ジーン・セバーグが演じた、
サガン原作の『悲しみよこんにちは』のセシル役でのショートカットから名づけられたそうです。
ベリーショートです。十勝花子並です。
でもちょっと違います。なんかちょっと違います。


先日『男性・女性』というゴダール作品を見ましたが、
そこでも見られた、音がするくらいにプツプツと切れるカメラワークが、
この『勝手にしやがれ』でも見られました。ゴダール・マジックです。


全体として、本当に惰性惰性のストーリーですが、
その中で個人的に印象に残ったシーンがひとつあります。
それは、新聞記者の卵であるパトリシアが参加した、
パルヴュレスコという作家の会見での、彼の発言。
直接ストーリーとは関係ないこのシーンですが、
その中でこの作家(演じているのはジャン・ピエール・メルヴィル監督)は、
いろいろと記者の哲学的な質問に答えていて、
その質問の答えが、この映画のポイントを手っ取り早く語っている気がしたんですね。
「ポイント」というか、「ちょっと言いたかったこと」というか。
「ちなみに」ぐらいな程度ですが。
でもあのシーンが結局ラストのあのシーンにつながってる気がしますし、
私としてはポイントだったと思います。


ということで、大変有名な作品ですが、
ゴダール作品はゴダール作品ですから、
ダメな人は絶対受け入れられないでしょうね。
わかりやすく言うなら、

豆嫌いにどんな嗜好をこらした豆料理を与えてみても、
結局である時点でダメ」

ってのと同じですね。


ええ、豆嫌いですよ、私は。
節分の豆は食いますけど。



ただ私は、
「思いついたことをとりあえずその通りやってみた」って感じがして、
この作品も『男性・女性』もとても好きですね。
そしてなにより、名前がいいです。


ジャン・リュック・ゴダール・・・。


ジャン・リュック・ゴダール・・・。



いいですね。



「今日は、ジャン・リュック・ゴダールの映画を見てたよ」


いい響きですね。



「今日は、マイケル・ホイの映画を・・・」



いいですね。これもまた違う意味で。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは、uchi-aさん。
毎日楽しく読ませてもらってます。
ジャン・リュック・ゴダール
本当にこの名前はかっこいいと私も思ってました。
こう言う人いますよね、なんか名前が様になってる人。
・・・・・・誰も例えが浮かびませんが。
この作品昔観たんですけど、
ゴダールはやっぱり、ファッション感覚で観る映画だなぁと。そう言う視点で観ると楽しめるけど、私には不向きでした。
トリュフォーの大人は判ってくれないの続編・・
アントワーヌシリーズは好きです
特に「家庭」おすすめです。ポスター買ったくらいです。
それにしても、毎回思うのがuchi-aさんって
映画の感想とかすごく上手ですよね。
私なんて思ったことうまく文章で表現できないので
読んでいて「そうそう!」って思うことしばしばです。
風邪気味、大丈夫ですか?
ena
2005/09/27 18:57
enaさん、いつも読んでくれてありがとうございます!!
そしてありがたいお言葉ありがとうございます!
風邪は「はははーん」って笑ってごまかしてます。
いつものように見て見ぬフリしてます。ドン無視してます。

アントワーヌものもこれから見ていこうと思っていますよ☆
この映画はなんかセリフなしで、
BGMのみで見てもいい映画な気もしますね。

ゴダールはいい名前です。
フェデリコ・フェリーニよりもいい名前です。
uchi-a
2005/09/27 23:20

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