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zoom RSS 『ニューヨーク・ストーリー』(後半ネタバレあり)

<<   作成日時 : 2006/08/09 14:48   >>

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画像みなさまいかがお過ごしですか。
私はこの昼下がり、コーヒーなぞ飲んでますよ。
低糖のコーヒー飲んでますよ。
なんかスタイリッシュでしょ。しかも低糖ですよ。
ちなみにこの低糖コーヒー、
99円ショップで、2本で99円だった缶のやつですけどね。
でも、スタイリッシュでしょ。


ということで今日は、なんかそんな感じの映画をご紹介します。
ええ、そんな感じの映画です。
具体的に言うなら、ドカンと面白かったり、
ダーっと涙したり、きゃーっとこわかったり、
ムラムラーっと興奮したり、
そんなものは一切ない映画です。
淡々と始まり、淡々と終わるタイプの映画です。


『ニューヨーク・ストーリー』


この映画は3本オムニバス
それぞれ別々の監督が、それぞれの撮り方で、
ニューヨークを舞台にショートストーリーを作り上げます。
その3人の監督と、これが巨匠揃いです。
その3人とは、


・マーティン・スコセッシ
・フランシス・フォード・コッポラ
・ウッディ・アレン



この3氏です。
まぁ私はウッディ・アレンが好きなので、
「アレンだから。」という理由だけでこないだ借りて見た感じです。
他の2人に関しては、特に思い入れはありません。
なにかおごってもらった覚えもないですし、
特に思い入れはありません。
言いたい名前ではありますけどね、字面的に。
「マーティン・スコセッシ」とか「フランシス・フォード・コッポラ」とか。
なんか凄みのある名前なんでね。
いい名前ですよね、この二人。
この名前だけで、かなりイメージが作れてる気がしますよ。おしゃれな。
だってこれがもし、「利根川流二郎」みたいな名前だったら、
そんなおしゃなイメージつかないですもんね。
逆に豪快さは出ますけど。


というわけで見てみたんですけど、
どれも本当に淡々とはじまり、淡々と終わる感じ。
特に2つめのコッポラの話は、なんだそりゃってくらい淡々としてます。
ただこの3作品、すべてに共通しているのは、


雰囲気の良さ。


これはやはりさすがって感じです。
逆に言えばこの映画、雰囲気だけって感じもします。
でもこんな映画もいいと思います。たまには。


ということでいつもの映画レビュー記事だと、
このへんでストーリーのあらすじを載せるんですけど、
今日はやめておきます。オムニバスでもあるんで。
あとちょっとこれからの文章に、若干ネタバレもあります。
まぁ、サクサクっとした話なので、これもいいんじゃないでしょうか。
どうせ見ないでしょ?私がなにを書いた頃で。
わかってますよ。そんなことはいつもわかって書いてますよ、私は。
だからいいじゃないですか、今回くらい。はははん。



1本目のマーティン・スコセッシ
タイトルは『ライフ・レッスン』。
有名な中年の画家が、若い女の助手にふられて出て行かれちゃって、
また家に引き戻そうとする話。
正直この3本のうちでは、一番私は好きかもしれない作品です。
画家の女々しさといいますか、
すごいいい作品を作るのに、恋愛になると超不器用&勝手みたいな。
その上、その助手の方もちょっと魔性な感じ。
おかげでますます翻弄されるわけです。
この男女の構図、ウッディ・アレンの映画っぽい構図で私は好きですね。
ただアレンの映画と違うところがひとつ。
この画家が絵を一心不乱に仕上げているところを、
その助手がそれを後からじっと見つめるシーンがあるんですが、
あれはウッディ・アレンの映画ではまずないですね。
アレンだと、「女は男の才能を理解できない」みたいなタイプの映画が多いし、
理解していたとしても、映像に直接描写しないとこがあります。
たぶんアレンは、「才能は才能、恋愛は恋愛」みたいなスタンスなんでしょう。
このへんは、マーティン・スコセッシとウッディ・アレンの違いなのかなぁと勝手に思いました。
ちなみにこの作品には、スティーブ・ブシェミが出てます。
ちょこちょこ出てますねぇ。


2本目は、フランシス・フォード・コッポラ『ゾイのいない生活』。
ゾイという女の子のお話なんですけど、
これはですね、特に何も思わなかったですね。
ただ映像としてちょっとメルヘンで、かわいい感じはしました。
この作品、実はDVDのパッケージには、
「フランシス・フォード・コッポラの・・・」って感じで出てるんですけど、
実は脚本が、娘のソフィア・コッポラとのコンビでの脚本とか。
ということで映像的にも、ちょっとソフィア・コッポラ色が強い感じがします。
なのでひょっとしたら、父親と娘が一緒に作ったと言う予備知識の元、
この作品を見てみたら、またちょっと違う見方ができていいのかもしれませんよ。
ただ、私は特に何も思いませんでしたけどもね。


そして3本目は、我がウッディ・アレン
タイトルは、『エディプス・コンプレックス』。
もうねぇ、いかにもアレンが、
ゆるゆるのテンションで撮った短編だなぁという作品です。
どうせゆるゆるなので、
この際ははじめて、ネタバレをやってみたいと思います。
まぁこの文章を読んでこの映画を見ようって思う人は、
限りなく少ないと思いますしね。
わかってますよ、ははん。
もう読んでくれるだけでいいですよ。ええ。
あと、この作品の一番私が好きなあるシーンを説明するのに、
ある程度ストーリーを言わなきゃいけないのもあるのでね。
だからもしこれから見るので読みたくないという人は目をつむって、
いい感じに画面をスクロールしてみてください。いないでしょうけど。


まずアレンは50才の弁護士役で、
恋人がいて結婚しようとしてるんですけど、
それにアレンのお母さんが反対。
このお母さん、思ったことをどんどん本人を目の前にしても口に出してしまう人で、
アレンはそんなお母さんにすごく参っています。
「あんな3人の子持ちの女と結婚なんてするのはやめなさい!」みたいに。
50の息子の結婚に、どんどん口出ししてきます。
そんな感じなのでずっと見ていると、次第にアレンが大きい老け顔の子供に見えてきます。

そんな中、あるアクシデントが発生!
そのアクシデントが、本当にくだらない!しかも緩い!
仲良くなるためにアレンとお母さん、そして彼女(ちなみにミア・ファロー)と3人の子供で、
マジックショーにいきます。
ここでお母さん、「なんで私がマジックなんてみなきゃいけないの!」と、
いつもの調子なんですが、
ひょんなことからステージに呼ばれ、箱の中に入ってサーベルをさされるという、
いわゆる定番のマジックに参加するはめに。
そんで「1、2、3!」ってやってフタをあけると誰もいないってやつなんですけど、
なんとここで、お母さんがそのままどこかに姿を消してしまうんです。
一転して行方不明になったママ。
マジシャンも「こんなことははじめてだ」と開き直り。

もちろんお母さんがいなくなって、アレンはあせりますが、
何日かたつとそんな気持ちも薄くなって、
口うるさいお母さんがいなくなってせいせいしたのか、
彼女とラブラブな感じになります。
そんな時、空を見上げると、
空一面にでっかいお母さんの顔が!!
ああ、なんてくだらない話なんでしょう。
昨日の夜、寝る前に思いついたとしか思えない展開です。

空からお母さんは、アレンに相変わらず、
「あんな女はやめなさい!」といつもの調子でしかる上に、
「あの子は子供の頃、よくおねしょしてねぇ」などと通行人に言ったりして、
たちまちその様子はニュースで話題に。
同時にアレンは有名人になってしまいます。

平穏な生活が一転、またどん底にたたきつけられたアレンは、
この後、女祈祷師のもとに力を借りにいきますが失敗。
するとそこで、女祈祷師が自分がインチキなことを暴露。
そして女は、急に弱音を吐き始めます。
結局その後二人は、一緒にゆでたチキンを食べました。
いろいろと語り合いながら。


そんであまったチキンを持って帰り、アレンは家に帰宅すると、
なんと彼女は出て行ってしまった後。
自分の悪口をみんなに話す、お母さんに嫌気がさしたのが原因。

その時!

ここのシーンが大好きなんですねぇ、私。
ここでアレンは部屋に残された彼女の置き手紙を読み終えると、
おもむろにアルミホイルからあまったゆでチキンを取り出し、
ちょっとかじりながら、じーっとそのチキンを見つめるんです。
すごいいっちゃってる目で、じーっと。
で、かじるんです。で、またじーっと見つめます。あの顔で。
そのシーンがこんな短編作品のくせにかなり時間割いてます。
「もういいから」っていうくらいにチキンを見つめるアレンをフューチャーしてるんです。


このシーンは大好きですね。
今までのアレン映画の中で、一番印象深いシーンかもれしないです。
本当にアホアホですよ。このセンスは大好きです。
結局結末的には、その祈祷師とくっついて、
お母さんが「あら、今度の子はよさそうな子じゃない」と言って、
また『下界』に降りてきてエンド。
子離れできない親に翻弄されつつ、結局自分も親離れできないという、
いつものグダグダな感じでラストを迎えます。
「これからもこんな感じで、この男の人生は進んでいくんだろうなぁ」と、
アレン映画特有の「やれやれ感」が、短編ながらきっちり出たラストですね。


ということで3本目は完全にネタバレしちゃいましたが、
この映画最大の見せ場は、
あの「チキンを見つめるアレン」で間違いないと思いますね。
『ロッキー』で行ったら、試合終わって、「エイドリアーン!」なんかと同格です。
ある意味、それくらいの見せ場です。
あれを見るだけで価値のある映画だと思います。


実際に映画全体を見てみても、
やっぱりストーリーなんかどうでもいいんじゃないでしょうかね。どの作品も。
それよりも、なんとなくニューヨークの雰囲気を味わうべき映画です。
そしてもし見ようとする場合は、巨匠揃いだからと言って、
決して大きな期待はかけないで見てくださいね。絶対に。
所詮、2本で99円くらいなテンションなんで。
決してスタバとか行く感覚で見ないでください。
本当に緩いテンションの3本なんで。


でもあえてストーリーでそのもので言ったら、
1本目の『ライフ・レッスン』がおすすめでしょうかね。
で、インパクトとしては最後のアレン。
特にそのシーンですね。むしろそのシーンだけですね、私にとっては。
ちなみにこのマジックショーのシーンで流れてる音楽が、
なんとその約10年後に公開された、『スコルピオンの恋まじない』の中での、
マジックショーのシーンでも流れてる音楽でした。
これにはビックリです。細かいですね。
まぁいきなりこんなこと言われて、一般の方は、
「へ〜・・・。」としか言えないでしょうけどね。
わかってます。わかってますよ。ははん。


ってな感じで、
「すっごく暇で死にそう!なんとしても時間を埋めねば!」
って感じの人は、もしよければどうぞ。


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